#47. 🇪🇸バルセロナ
10/29
ホステルをチェックアウトして、ニースの街を歩く。
マクドナルドでビール付きのセット5€を昼食にした。
バスは20:40発の夜行便なので、出発時間までホステルで滞在させてもらった。
ホステルで出会った旅人のマサさんと偶然にも同じバスに乗るので一緒にバス停へと向かう。
バス停はコートダジュール空港のターミナル2にあって、ドシャ降りの中、なんとかバスに乗ることができた。
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10/30
目が覚めると、バスは既にスペインに入っていた。
ホステルへ行く途中、サグラダファミリアが見えたので写真を撮っておいた。
早朝だがホステルの受付には人がいて、荷物を先に置かせてもらい、外を歩くことにした。
必要なものとカメラだけを持って、朝のバルセロナの街を歩いていく。
バルセロナの道は格子状にきっちりと整備されていてわかりやすい。
開いているカフェがあったので、早速中に入って生ハムのサンドイッチとコーヒーのセットを頼む。
本場スペインで初めての生ハムに期待していたが、出てきたのは小ぶりのフランスパンサンドだった。
スペイン語が飛び交うカフェで朝食を済ませた。
ホステルから約45分歩いて、エスパーニャ広場へと到着した。
夜行バスでは思いのほか体を休ませることができたようで、この距離を歩いても体は元気だ。
エスパーニャ広場はただの大きな道路といった感じで、闘牛場の形をしたショッピングモールがある。
広場の中心にはあるのはこのモニュメント。
この二つの塔が博物館へと続く入口だ。
この広場は特に観光地でもなく、ランドマークといった感じである。
博物館の方へと歩いていく。
ここが「バルセロナ・パビリオン」と呼ばれる博物館だ。
前にある「マジカ噴水」は夜にはライトアップがあるらしく、人気がある。
博物館を上っていくと、バルセロナの街が見渡せた。
博物館から、さらに30分歩いて「ムンジュイック城」へと向かう。
この30分はひたすら上へ上へと登っていく大変な道のりだ。
ようやく城へと着いた。
中に入るには8€ほど必要な為、外からの景色のみで十分だ。
城からは、日本からは見ることが出来ない地中海がしっかりと見える。
城の前には橋があり、ガーデニングが綺麗に整備されている。
城から更に50分かけて「シウタデリャ公園」へと向かう。
今度は逆にどんどん下っていくので、体力的にはまだましだ。
幹が太った珍しい木がはえていた。
幹の中がどのようになっているかが気になる。
ここは税務署らしい。
ここも大きな広場だが、エスパーニャ広場と変わりなく、真ん中にモニュメントがある大きな道路だ。
ずっと地中海沿いを歩いていくと、シウタデリャ公園の入口に着いた。
昼過ぎの公園はママさんや子供たちでいっぱいだ。
立派な記念碑があって、なかなか良い公園だ。
ホステルへと戻ろうと地図を開いたが、公園からホステルは20分弱あるようだ。
今日はどれほどの距離を歩いただろうか。
公園を抜けると、大きくて立派な「バルセロナ凱旋門」が現れた。
本場のサングリアと生ハムを食べようとリーズナブルなバルを事前に調べておいたので、マサさんを誘って今晩行くことにした。
この「Perikete」という店はザ・スペインバルといった雰囲気で、席は長椅子テーブルのみ、天井には無数の生ハムが吊るされていた。
熱によって生ハムから出た油が下に落ちないよう、先端には油受けがつけられている。
注文を紙に書いて店員に渡すのが、この店のやり方だ。
自分はサングリア、マサさんはセルベッサ(スペイン語でビール)を注文した。
それぞれ2.8€と安い。
おつまみにスペインの生ハム「ハモンセラーノ」を二人でシェアすることにした。
二軒目は「Elisabets」と言うタパスバーで、タパス(小皿料理)をいくつか注文し、お酒を飲むといったバーだ。
バルセロナにはこのようなタパスバーがたくさんある。
ここではビール、スペイン風オムレツ、イカの炒め物を注文した。
スペインの初日はちょっとした贅沢な夜となった。
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10/31
本日は終日雨のようだ。
雨がましになった時に、「ESPANS」というカフェに入った。
ここはかなり安くてオススメだ。
ここ数日の出費を考えると、本日と明日は自炊をしなければいけないので、カフェの横にある「Mercadona」というスーパーへと向かった。
スーパーで生ハムの原木が普通にあるには驚きだが、その値段が安いのか高いのかはわからない。
海外で買った肉類は基本的には日本に持って帰れないので、残念だがこの国で食べるしかないようだ。
買った食材をホステルに持ち帰って、早速料理開始だ。
スペインは野菜、肉、魚どれも安い。
真っ赤なトマト、大きな茄子、大きなズッキーニがそれぞれ50円。
パスタ6人前分130円、缶詰の貝150円、卵12個で160円。
さらに、ビール1Lが約100円と破格である。
それらの食材を使って、スペイン風オムレツ、シーフードペペロンチーノ、トマトサラダを作った。
今日は雨だが18:30にサグラダファミリアを予約してしまった。
ガウディの最高傑作であるサグラダファミリアは内装がとても華やかである。
中は自然をイメージして作られ、その柱は木の自然な曲がり具合を表現されている。
柱が上部でいくつも分かれているのは、木の枝を表現しているのと、塔の重さを分散させる構造となっているらしい。
サグラダファミリアはまだ建設途中で、その始まりは1880年代にさかのぼる。
ガウディが1926年に死んだ後もこうしてずっと建設が続けられている素晴らしい建築物だ。
施工開始当初は、完成まで300年(西暦2200年)はかかると言われていたが、テクノロジーの発達により2026年頃には完成すると言われている。
日差しが差し込んだステンドグラスはとても素晴らしいと言われているサグラダファミリアだが、真っ暗な時間に来ることとなり残念だ。
次に訪れる時は完成しているのだろうか。