#19. 🇵🇱 ヴィエリチカ岩塩坑(クラクフ)
9/19
早速ホステルの最寄り駅であるクラクフ中央駅へと向かう。
駅に着いて電車の時間を確認すると、8:30発、14:30発、15:30発となっている。
今は10時なのでちょうど良い時間の便がない。
他の行き方を調べると、どうやらクラクフ中央駅を出てすぐの「Dworzec Główny Zachód (Galeria)」というバス停から、304番のバスが20分毎に出ているようだ。
バス停には「304番のバスは8/18よりオグロドバという隣の通りに変更となりました。」と書かれた紙が貼ってあった。
オグロドバ通りのバス停に着く。
304番のバスが2台停車していてあっさりと乗車できた。
バスの車内に券売機があり、40分間有効のチケットを3.8ズウォティ(約0.9€)で購入する。
バスはあっという間にヴィエリチカ岩塩坑に到着し、乗客は皆降りてきた。
停留所から100m先にヴィエリチカ岩塩坑の入口があるようだ。
ここが入口だ。
中に入ると、事前予約のブースや当日購入のブースがある。
当日購入のブースは大勢の人が並んでいて、20分程待ってようやく買うことが出来た。
通常89ズウォティ(約21€)で、学生69ズウォティ(約16€)だ。
受付で「学生証があるんですが」とダメ元で言う。
すると提示することなくあっさりと学生料金に変えてくれた。
さらに、カメラ撮影代として10ズウォティ(約2.4€)を支払った。
岩塩坑には団体でしか入ることが出来ない。
英語やドイツ語などの現地ツアーで入ることになっている。
幸いにも英語のツアーは最も頻繁に開催されているようだ。
チケットには13:00のツアーに参加するよう記載されている。
まだ時間があるので、チョコアイス0.6€を近くの売店で買った。
13:00になってツアーが開始した。
入口で音声機器を受け取り、先頭にいるツアーガイドの案内を聞いて歩く。
ツアーが始まると、まず380段の階段を降りて行く。
7段ずつの木製階段を約54回繰り返す。
ようやく階段を降りきると、そこは真っ暗で寒い洞窟になっている。
ここの温度は14度〜16度らしk。
かなり寒いので上着の持ち込みは必須である。
崩壊を防ぐためか、積み上がった木が床と天井を支えている。
これらの壁や彫刻は全て岩塩でできている。
この岩塩坑は1044年から1950年代まで稼働していた世界最古の製塩企業だ。
ツアーガイドに従ってずっと塩の道を歩いていく。
至る所に塩で出来た彫刻がある。
この岩塩坑が実際に使われていた際は、馬を使って塩の塊を下から上に持ち上げていた。
さらに下へと降りていく。
塩で出来た妖精のような小人が現れる。
天然の塩水が湧き出ていて、ツアーガイドはそれを舐めさせてくれた。
とてもしょっぱい。
塩水を取り出す工程を表した模型もあった。
人々はこの岩塩坑の中に礼拝所を作った。
岩塩坑の中心でお祈りをしていたようだ。
さらに進むとメインの広場が登場した。
シャンデリアでさえも塩で出来ている。
自由時間として約10分間が与えられ、ツアーがまた再開された。
ここは塩水のため池だ。
この時点で地下110mの深さにいる。
上の写真は、木を組み立てていくうちにその形がまるで教会のような神秘的な造りになったらしい。
大きなため池が登場し、標識を見ると「地下130m」と書いていた。
ツアーの最後は売店がある広場で解散となった。
最後にツアーガイドはこう言った。
「この岩塩坑は全長300kmあります。あなたたちが本日見たのはその“わずか1%”ということを覚えていてください。」
幸いなことに、地上へと繋がるエレベーターがあり、誘導員に従って歩いていく。
外に出ると綺麗な街並みが現れた。
気分転換にジェラートでも食べようと思い、クリーム&チェリー味のジェラート0.7€を買う。
バス停へと向かった。
ホステルへ到着し、少し休んだ。
夕食時に外に出ると、ローカルのレストランを見つけた。
実は自炊をしようとスーパーで色々買ったのだが、安そうなレストランがあったので入ることにした。
レストランで生ビールと「ピロギ」を注文。
ピロギはポーランドの伝統料理で、水餃子のような形をしている。
中にはじゃがいもやチーズが入っていて不思議な味だ。
おかずというよりは、主食としてもいけそうだ。
お会計は5.2€だった。
本日の出費は、
ホステル宿泊費8.6€、食費8.2€、岩塩坑18.5€、バス代1.8€で、
合計37.1€