#15. 🇸🇰ブラチスラバ旧市街
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ホステルを出て朝のブラチスラバの街を歩く。
元社会主義国であるスロバキアはどんな顔をしているのだろうか。
パン屋が見えたので中に入った。
惣菜パンから菓子パンまで種類が豊富だ。
1.5€と書いたチョココロネをレジに持っていくと、「0.75€」と言われた。
どうやら1.5€の値札は別のパンだったようだ。
パンを食べながら歩いていると、耳がついた建物がみえた。
「壁に耳あり障子に目あり」のことわざはスロバキアでもあるのだろうか。
出てくる建物がどれも質素だ。
どこか華やかさに欠ける。
観光名所の一つである「青の教会」に着いた。
今まで見た教会とはまた違う独特な雰囲気だ。
中には入れないため外から写真を撮る。
隣で祈っていたお婆さんが「こっちで撮りなよ。よく見えるよ。」と親切に言ってくれた。
ブラチスラバの街は2時間あれば全て見れるほど小さい。
観光の中心でもある旧市街へと向かう。
旧市街の入口では宙に浮いた鉄格子が突然現れる。
“ブラチスラバでは警察が馬に乗っている”とどこかで聞いたことがある。
その噂はどうやら本当のようだ。
観光客向けのパフォーマンスにも見えるが、街が平和そうでなによりだ。
上の写真の「ブラチスラバ市歴史博物館」を通り抜けると「中央広場」に出てくる。
中央広場では土産物を売る露店などがあるが、決して大きな広場ではない。
街の中心であるこの広場に日本国旗があるのには驚いた。
日本大使館が大きな国旗を掲げて陣取っているのだ。
「ロランド噴水」が広場の中心にあり、その後ろにはレストランや土産屋が並んでいる。
地面から顔を覗かせている男性像は、「Man at work」と呼ばれている。
こちらは「Schöne Náci」という像で、アイスクリーム屋の隣にある。
本来広場にあるはずのナポレオンの銅像はなぜか撤去されていた。
ブラチスラバではユーモア溢れるアートが多くみられる。
博物館の横に「Jesuit教会」というカトリック教会があったので入ってみた。
椅子に腰掛け涼んでからまた外を歩く。
観光客向けの乗り物がゆっくりと石畳の上を走る。
家の間には空き缶がぶら下がっている。
穏やかな街並みだ。
この「Prašná bašta」というレストランは、スロバキア料理が食べれると有名だ。
観光地の真ん中にあり値段は高そうだ。
土産屋では魔女の人形が売られている。
大昔にヨーロッパで起こった「魔女狩り」もホロコーストと似た一種の大虐殺だ。
当時の人々は魔女の存在を信じ、魔女らしき人は男女問わず殺害した。
その数は10万人以上にのぼると言われている。
そんな魔女が何世紀も経て、こうしてマスコットキャラクターとして売られているのは滑稽だ。
ここは「ミハエル門」と呼ばれ旧市街への入口だ。
中世からの姿がそのまま残されている。
すると突然バイオリンの音が鳴り路上ライブが始まった。
また少し歩いて適当にカフェに入った。
チョコラテ2€を注文し、本を読んで休憩した。
カフェを出て歩くと「中世の壁」が現れた。
この壁は14~15世紀にかけて造設された。
奥には「聖マルティン大聖堂」が見える。
丘を登ると「ブラチスラバ城」が見えてきた。
ブラチスラバの街並みはやはりどこか質素だ。
橋の上には楕円形の「UFO」と呼ばれる建物がある。
ブラチスラバ城はその四角い外見から、テーブルをひっくり返したような形と言われている。
日が暮れてきた為ホステルへと向かった。
ブラチスラバの大部分は見たので、ウィーン行きのバスチケットを買うことにした。
途中スーパーで夕食の食材を5.71€で買い、カフェでサンドイッチ2.5€も買った。
夕飯はトマトボロネーゼパスタを自炊。
洗濯機を待つ間、地下のバーで一杯やることにした。
バーで飲んでいると突然ゲームが始まった。
そそくさと席を外し、部屋へと戻る。
海外のドリンキングゲームはどうもノリが苦手だ。
本日の出費は、
ホステル宿泊費17€、食費10.96€、お土産代2.5€、ウィーン行きバス代8€で
合計38.46€