#20. 🇵🇱クラクフ

9/20 

アウシュビッツ強制収容所」に朝6:30のバスに乗って行くつもりだったが寝過ごしてしまった。

どのみち7:30の入場時刻にはバスでも間に合わなかった。

アウシュビッツは10〜16時の間はツアーでしか入場できない。

気をとりなおし市内観光にシフトチェンジだ。

 

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クラクフは小さい街だが、“ポーランドの京都”と呼ばれるだけに中世の街並みが美しい。

17世紀初頭までポーランドの首都はワルシャワではなくクラクフであった。


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旧市街の入口には城砦である「バルバカン」がある。

外敵の侵入を防ぐ為に作られた城壁の一部がこのバルバカンらしい。

バルバカンは15世紀に造られたが、第二次世界大戦ナチスドイツに破壊された。

今の姿は戦後に復元されたものだ。


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バルバカンの後ろにあるのは「聖フロリアン門」だ。

門の手前にバルバカンの模型がある。

この門をくぐると旧市街だ。


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旧市街に入ると雰囲気ががらりと変わる。

まるで中世にタイムスリップしたような気分になる。


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振り返ると聖フロリアン門がどんと構えている。


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旧市街に自動車は立ち入り禁止だ。

隣の通りでは観光客向けの自動車が走っている。


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クラクフ名物である円形のパン「オブヴァジャネック」の露店は頻繁に現れる。

味はゴマ、チーズ、塩、ミックスだ。

ミックスを1.8ズウォティ(約56円)で買った。

かなり安い。

オブヴァジャネックは元祖ベーグルと呼ばれ、

14世紀から存在したという。

 

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旧市街ではお洒落なスターバックスもある。


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旧市街を進むと「聖マリア聖堂」が現れた。

聖堂の裏側には非常に大きな広場がある。


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この「中央市場広場」はかなり広い。

鎧をまとった馬が引く馬車が観光客を乗せる。

なぜか運転手は美女ばかりだ。

馬車の運転手になるにはある程度のルックスが必要のようだ。

しかし、実際には美女の横に本物の運転手らしき男が乗っていることが多かった。


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広場から見える聖マリア聖堂は存在感がある。


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広場の中央にある「織物会館」では土産物が売られている。


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壁にクラクフの紋章が見える。

建物の中では革製品、宝石、雑貨などの店が並んでいる。


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織物会館は広場の中央にある。

広場の反対側に出ると、この広場がいかに広いかがわかる。


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織物会館の外側では飲食店が並んでいる。


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「旧市庁舎塔」から街並みを眺めるのもありだ。


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広場を抜け少し歩くとカトリック教会が現れた。

クラクフではレンガ造りの建物が多い。


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昼食にyelp(グルメアプリ)で人気No1のレストラン「Kuchnia U Babci Maliny」へと向かった。

店先の女性に案内されるまま進んで行く。


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ランチタイムが過ぎていた為か店内は空いている。

しかし店員はなかなか来ない。

10分ほど待つとようやく厨房から出てきた。

メニューを見てもポーランド語がわからない。

「ランチメニューをお願いします。」と英語で言うと、あっさりオーダーを通してくれた。

上の写真のポーランド語で書かれた紙が本日のランチメニューのようだ。

18ズウォティ(約4.2€)を先に支払い席につく。

 

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最初に出てきたのはフィッシュカレー風味のスープ。

そしてシソ味の甘いお茶。

スープには細切れのパンとブリのような食感の食魚がゴロッと入っている。


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メインディッシュはハンバーグのような肉の塊だ。

備え付けにマッシュドポテト、サラダ、ピクルスがある。

この店は伝統的なポーランド料理が食べられると有名なので、もはや何を出されても驚かない。

味は悪くなかった。


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食事を終え、近くのジェラート屋へと入った。

ピスタチオ味が人気だと言うのでそれを貰う。

ひとすくいのはずなのに、ふたすくい分貰えた。

これで1€とかなり安い。


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ジェラートを食べ終え、また広場へと戻った。

広場の端では鳩に餌をやる男がいる。

男が座っている椅子には「5zt」と書いた段ボールが置かれている。

男に5ztを払うと、鳩に餌をやらせてもらえ、餌付けした人に大量の鳩が群がる。

こんなことまで商売にするズル賢い輩がいるもんだ。


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「聖バルバラ教会」の前では撮影をしていた。

どうやら強盗らしき3人組が銃を構えて店に入って行くというシーンを撮っているようだ。


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隣の通りには少し小さめの広場がある。

ここは大きな樽や小屋が並んでいて雰囲気が良い。

普段は売店であろう小屋は全て閉まっていた。


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広場を離れ南へ歩くと宝石屋が出てきた。

ポーランドはアンバー(琥珀)が有名のようだ。


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馬車が走る街並みを歩いていると、教会の下でピアノを弾く人と歌を唄う人がいた。

センスや才能を惜しみもなく人前で披露出来るのは素晴らしいことだ。


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この宝石店でも琥珀を売りにしている。


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綺麗な街並みは歩くだけで楽しい。


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丘の上に立つ「ヴァヴェル城」が見えてきた。

城の隣には「ヴァヴェル大聖堂」がある。

ここからクラクフの街がかすかに見える。


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おそらく二枚目の写真の建物が聖堂だ。


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こっちは城だと思う。


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丘をくだり、適当なカフェに入った。

「Pralnia Frania Cafe」というカフェだ。

2.1€のアイスフルーツティーが美味い。


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ユダヤ人街である「カジミエシュ地区」に着いた。

カジミエシュ大王という人が迫害されていたユダヤ人を保護したらしい。

しかしそれも第二次世界大戦までで戦後はこの地区もかなり荒廃した。

クラクフの中心地とは少し違った暗い独特な雰囲気がある。


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上の写真はJEWISH COMMUNITY CENTRE(ユダヤ人コミュニティセンター)だ。

ユダヤ人は少なからずいるようだ。


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レストランの壁にはユダヤ人の言語であるヘブライ語が書かれている。


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雰囲気がどこか湿っぽい。

この通りを抜けると広場が出てきた。


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椅子に座った誰かのモニュメントがある。


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このレストランは映画の舞台になったか何かで、スティーブンスピルバーグが来たそうだ。


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広場にはユダヤ教に関連するグッズが売られている。


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あたりはユダヤ人の礼拝所であるシナゴーグだらけだ。

ハンガリーではシナゴーグは観光地化されていて、大きなものが2つくらいしかなかった。

ここは普通の教会と同じくらいの数のシナゴーグがある。


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ユダヤ人街を歩き、川に到着した。

スロベニア語と同様にポーランド語でも橋は「Most」というようだ。

夕日が綺麗だ。

当時ここにいたユダヤ人もこうして同じ夕日を見ていたのだろうか。


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川沿いを歩くと大きなショッピングモールが出てきた。

日中は暑いが、夜は冷えてきたのでH&Mで服を買っておいた。


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スーパーマーケットで食材を買い、ホステルに帰って自炊した。

夕食はベーコンのペペロンチーノとチーズパンだ。

瓶ビールをホステルにあったワイングラスに注いだ。

デザートに白ブドウを食べると満腹になった。

それでもこの夕食は5€もしない。

ポーランドの物価の安さは非常に有難い。

明日はついにアウシュビッツだ。

英語のツアー40€を予約した。

人類史上最悪の負の歴史をしっかりと目に焼き付けよう。

 

本日の出費は、

ホステル宿泊費8.6€、食費7.72€、お土産代1.9€、H&M服代26€、アウシュビッツツアー代40€で、

合計84.22€