#32. 🇩🇪イーゼマルクト&ブレーメン①
10/2
ハンブルク最後の日はあいにくの悪天候で、早朝から雨が降っていた。
ドイツ最大の市場と呼ばれている「イーゼマルクト」に行く予定だ。
この市場は鉄道の高架下で火曜日と木曜日のみ開催されている。
悪天候のせいか今日は客足が悪いようだ。
卵、魚、肉、野菜、衣類、アクセサリー、蜂蜜など様々な商品が売られている。
せっかくなので魚のサンドイッチ3.5€を購入した。
急いで撮影したため写真はブレブレだ。
隣のコーヒー屋でカフェラテ2.9€も買った。
この市場で売られている商品の価格はあまり安くはないようだ。
また機会があれば晴れた日に是非来たいものだ。
雨が降っているため行動範囲が限られる。
ハンブルク中央駅に戻り、お洒落な外装のスタバにやって来た。
1.99€のホットコーヒーを片手にしばらく休息をとる。
雨の日の対策として本を買った。
スタバの近くにある大型の書店には幸いにも英語の本が売られていたのだ。
せっかくドイツにいるのでヒトラーやナチスに関する本を読みたかったが、英語に訳されたものがない。
結局、“世界中でベストセラー”と書かれた「Sapiens」という本を選んだ。
きりの良いところまで本を読み終え、オランダのロッテルダムまでのホステルとバスを一気に予約した。
本日の出費は、
宿泊費16.5€、食費9.59€、本代12€、交通6.21€、フローニンゲン行きのバス12€、アムステルダム行きのバス7€、ロッテルダム行きのバス5€で、
合計68.3€
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10/3
バスは無事にブレーメン中央駅へと到着した。
15時からのチェックインには少し時間が早い。
荷物を置かせてもらい、街へと向かった。
ブレーメンではロケーションの良いホステルがあまり無い。
多くのホステルが中心地まで徒歩15分以上はかかる。
上の写真の歴史を感じさせる建物は図書館だ。
図書館の向かい側にある「シュノア地区」にやってきた。
地図を見ずに適当に歩いて行く。
フォトジェニックな小道に自然と体が吸い込まれていった。
色鮮やかな建物の間をゆっくりと歩いていく。
狭い道を進んでいくと一本の抜け道が現れた。
真っ暗な道を抜けると、そこはまるで中世にタイムスリップしたような街並みだった。
先程の抜け道は現代と中世を繋いでいるようだ。
ここはブレーメンの旧市街で15-16世紀の建物が立ち並んでいる。
通りを抜け、古いカトリック教会に入ってみた。
入口付近の聖母マリアに一生懸命にお祈りをしている男性がいた。
「マルクト広場」に着いた。
ここがブレーメンの見どころとなる場所だ。
広場に入るとまず「聖ペトリ大聖堂」が見える。
この聖堂は非常に大きく、二つの塔がトレードマークだ。
聖堂にすぐ横には世界遺産の「市庁舎」がある。
ドイツ国旗を掲げた市庁舎は、聖堂と同じくとても古い建物だ。
15世紀初頭に建てられ、戦争の戦火を逃れて今に至る。
広場を撮影していると、ブレーメンの街がいかに昔の姿で残されているかに気がつく。
広場の中央には市庁舎と同じく世界遺産に登録されている「ローラント像」が立っている。
1404年頃に設置され、この像も戦争の被害を受けずに残ったらしい。
市庁舎には自由に入ることができる。
中にはなぜか日本語が書かれた看板があった。
市庁舎の入口付近には有名な「ブレーメンの音楽隊」の像が立っている。
想像よりも大きい。
ロバの両足を握りながら祈ると願いが叶うとされている。
皆触りすぎていて両足は金色になっていた。
広場のソーセージ屋でソーセージ3€を買った。
広場を離れて街を歩く。
今日は「ドイツ統合記念の日」という祝日であるため、街はすっからかんだ。
スーパーマーケットすら開いていない。
夕飯の心配をしながら再び広場へと戻った。
レンガ造りの建物が並ぶ幻想的な空間が現れた。
ここは「ベトヒャー通り」と呼ばれ、20世紀前半にコーヒー商人ロゼリウスによって造られた。
ハリーポッターに出てきそうな通りだ。
昔の街並みを残そうとする現地市民や政府の努力は素晴らしい。
日本は木製の建物が多かった為、災害が多い国ではその形を残すことが難しかったのかもしれない。
また広場に帰ってきた。
ブレーメンでは至る所に音楽隊がある。
スタバのご当地マグカップにさえ音楽隊が描かれている。
スーパーマーケットはどこも閉まっている。
レストランも高い店が多い為、マクドナルドで夕食を済ますことにした。
ホステルに戻りチェックインを済ませた。
外に出てもどこも開いていないので、今日はホステルでゆっくりと過ごす。
本日の出費は、
宿泊費23.5€、食費12.38€、お土産代3€で、
合計38.88€