#43. 🇫🇷パリ
10/22
昼頃にパリ市内にある「オペラ・ガルニエ」へと向かった。
オペラ座の怪人のモデルにもなっているオペラの聖地だ。
中には7€で入ることができる。
映画の舞台でも使われているだけあって、かなり雰囲気のある内装だ。
このシャンデリアのある広間も、ヴェルサイユ宮殿の鏡の間に全く劣っていない。
劇場内には天井には重さ7トンの巨大なシャンデリアが輝いている。
1896年にこのシャンデリアが観客席に落下し、死者が出たという事件は、「オペラ座の怪人」のワンシーンでも取り上げられている。
この大階段は素晴らしく、歩くだけで映画の世界に入ったかのように思える。
オペラガルニエの前の道はそこまで交通量は多くないようだ。
オペラ座には怪人が住んでいるという設定なのだが、まるで本当に住んでいそうな独特な雰囲気である。
オペラ座のすぐ近くのスタバは、内装もオペラ座を模したようになっている。
夕方から他のフランス人の友達と会う約束がある。
「サン・ミシェルの噴水」の前で集合し、街を案内してもらった。
世界的遺産の「ノートルダム大聖堂」には無料で入ることが出来る。
建物は12~14世紀に多く見られたゴシック様式で作られている。
※2019年4月15日の大規模な火災により現在は再建中
ノートルダム大聖堂をみたあと、また街をぶらりと歩き出した。
やってきたのは「59 Rivoli」という近代アートの美術館だ。
今までは中世の美術しか知らなかったが、近代アートもなかなか素晴らしい。
次に友達は「ルーブル美術館」へと案内してくれた。
明日行くつもりだったが、かなり混み合うようなので入口を下見する為に来たのだ。
目印である三角のピラミッドが入口となる。
友達とお別れして、教えてもらったクレープ屋へと向かった。
ヌテッラの入ったクレープ3.5€を買い、駅を探した。
家に帰ると、リナとアレクシがホームパーティーの用意をしてくれて、豪華なご馳走をもてなしてくれた。
明日は念願のルーブル美術館だ。
#42. 🇫🇷ヴェルサイユ宮殿
10/20
夜8時頃、パリのBercy駅に到着した。
大学の友達であるリナと、その彼氏アレクシがバス停の近くまで迎えに来てくれた。
二人と合流して、駅の近くにあるレストランに入る。
立派なフランス料理を二人にご馳走してもらい、アレクシの車でエッフェル塔へと向かった。
夜のエッフェル塔はライトアップされていて、1時間ごとにチカチカと光るらしい。
いまが23:57なのでもうすぐだ。
セーヌ川沿いを歩くシーンが印象的な映画「ミッドナイト イン パリ」を思い出す。
24時になると、エッフェル塔に付けられた無数のライトが一気に光り出した。
------------------------------------------------------------
10/21
パリにいる間は、リナとアレクシが住む家に泊まらせてもらうことになっている。
二人が住んでいるのは、パリから外れた「Pontoise(ポントイズ)」という街だ。
二人と一緒に朝からパン屋へ行き、クロワッサンとバゲットを買った。
フランスのパンは他とは比べ物にならないほど美味い。
近所にある水曜と土曜のみ開いている市場へと向かった。
そこでアレクシがパテを買い、自宅で食べさせてくれた。
朝食を済ませた後、「ヴェルサイユ宮殿」へ行くことを二人に告げると、近くで用事があるらしく、宮殿の前まで車で送ってくれた。
ヴェルサイユ宮殿はパリの中心地からは離れたところにある。
パリを嫌ったルイ14世が郊外に建設させたこの宮殿は、フランスの絶対王政の象徴となっていたらしい。
ここで暮らしていたマリーアントワネットとルイ16世の王政によって苦しんだ国民が後にフランス革命を起こすことになった。
ヴェルサイユ宮殿のチケットは青年価格で18€。
券売機で買うことが出来る。
早速宮殿の中へと入っていく。
当時は庶民が入ることは決して許されなかったであろう宮殿には、たったの2000円ちょっとで入ることが出来た。
時代の波は恐ろしい。
宮殿の中は、絵画などが展示された博物館になっている。
肖像画が多いのは、権力者の力の強さを象徴しているということである。
壁一面、そして天井にも絵画がある。
ここが有名な「鏡の間」と呼ばれる、無数のシャンデリアがある回廊だ。
幅10m、奥行75m、高さ13mの大宴会場である。
これは「ナポレオンの戴冠式」の絵画で、本物はルーブル美術館にあるらしい。
ナポレオンから皇后の冠をジョゼフィーヌが受ける様子が描かれている。
しかし、子どもがいないことを理由にナポレオンはジョゼフィーヌと離婚することになる。
ナポレオンの肖像画もある。
これもナポレオン。
こっちはジャンヌダルクだ。
彼女の壮絶な物語は非常に有名である。
16歳の農民の娘であったジャンヌダルクは軍を率いてイギリス軍を破るが、1431年に魔女として火あぶりの刑に処される。
しかし、彼女亡き後の1456年の訴訟によって無罪となり、1920年にローマカトリック教会によって聖女と認定された。
“I am the state.(朕は国家なり)”と言った「ルイ14世」。
1643年に5歳で即位し、その発言からも絶対王政の最盛期であったことがわかる。
派手好きだった彼の時代に貴族の生活様式が確立されたと言われており、コース料理の形式などもこの時代にできたらしい。
こちらは国王の寝室らしく、ベッドがカーテンに覆われている。
宮殿の裏側には庭園があり、その中には1400もの泉がある。
この庭園は、宮殿よりも作るのに手間がかかってそうだと言われるほど緻密に作られている。
敷地内は有料ということもあり、また次の機会に入ることにした。
ヴェルサイユ宮殿を出て昼食探しの旅に出る。
宮殿の近くには美味しい「ガレット」屋が沢山あるようだ。
「La Place」という店で、ベーコンとチェダーチーズのガレット5€を購入した。
フランスでは、惣菜系をガレットと言い、甘い方をクレープというようだ。
ヴェルサイユから電車に乗って、パリ市内へと向かった。
ちょうど夕日が綺麗な時間に到着した。
エッフェル塔は夕焼けの空に良い具合にシルエットを残している。
到着したのは「コンコルド広場」だ。
ここはパリの中心で、シャンゼリゼ通りとも繋がっている。
マリーアントワネットとルイ16世がギロチンによって処刑された場所でもある。
絶対王政の終わりと国民の自由を表している場所だ。
しばらくエッフェル塔の写真を撮った後、シャンゼリゼ通りを歩くことにした。
奥に突出して見えるのが「アンヴァリッド廃兵院」と言う、ナポレオンの墓だ。
シャンゼリゼ通りには、ルイヴィトンの本店もある。
人の多いシャンゼリゼ通りを歩いて、ようやく凱旋門にたどり着いた。
凱旋門は、アウステルリッツの勝利記念にナポレオン1世が建設を命じたと言われており、1836年に完成した。
こういった記念碑は、祖国の過去の栄光を想起させるナショナリズムのシンボルだと考えられている。
本日はここまで。
#41. 🇬🇧タワーブリッジ&リージェントストリート
10/18
イングリッシュブレークファストを食べに、朝から「TERRY’S CAFE」という店にやってきた。
女性の従業員が丁寧に接客をしてくれる。
やりとりの形式ばった感じがイギリスらしさを感じる。
“Would you like some tea to start?”
“まず初めに紅茶はいかがでしょうか?”
典型的なイングリッシュブレークファストのメニューが全て入った「THE WORK」というプレート12£を注文し、パン1£と紅茶1£を追加した。
合計14£で、約2000円というかなり贅沢な朝食だ。
店の雰囲気はポップな感じで、日本人がイメージするイギリスのカフェそのものだ。
料理が出されると、そのボリュームに驚いた。
1皿で2人分の量だった。
パンは分厚い食パンが4枚にバターがついて、アールグレイ味の紅茶には既にミルクが入っていた。
大きい皿には、ソーセージ、ベーコン、目玉焼き、バブル・アンド・スクイーク、ブラックプディング、豆、缶トマト、マッシュルームがのっている。
ブラックプディングは昔からずっと食べてみたかった。
その味は、豚の血を固めて作られたとは思えない程、ハーブの香ばしい香りがした。
バブル・アンド・スクイークはトマトの左側にあるもので、マッシュポテトと野菜を一緒に焼いた料理だ。
大皿を全てたいらげると、お腹がはち切れそうになり、パンは1枚残してしまった。
お会計を済ませて、「バラマーケット」へと向かった。
このマーケットでは、露店で売っている食べ物を買って、食べ歩きするのが主な楽しみ方であるが、先程のイングリッシュブレークファストのお陰でお腹には何も入らない。
マーケットの散策はさくっと済ませて、「タワーブリッジ」へと向かった。
この橋がロンドンのトレードマークの一つである「タワーブリッジ」だ。
テムズ川の反対側には「ロンドン塔」が見える。
大都市であるロンドンでは、近代的なオフィス街が立ち並んでいる。
タワーブリッジを渡ってロンドンの景色を見たが、本当に変わった形をしたビルが多い。
橋を渡ってロンドン塔へと歩いてきた。
1078年頃にウィリアム1世によって建てられた建物である。
こちらからタワーブリッジを見ると、強い日差しが差し込んでくる。
ロンドン塔は華やかな皇室文化と血塗られた歴史をあわせ持っている。
長く王宮として使用されていたが、国事犯の収容所でもあり、エリザベス1世などの重要人物の多くが幽閉されたイギリス史における暗黒の舞台でもある。
3枚目の写真の門から罪人が運ばれて収容されたらしい。
この場所では数々もの処刑が行われたそうだ。
王様が出入りしていた場所だけあって立派だ。
ロンドン塔の横にある丘では、公開処刑が行われていたとのことだ。
この場所がおそらく処刑の執行されていた場所である。
すぐ横に「タワーヒル駅」があって、そこから電車に乗ることにした。
着いたのは「バッキンガム宮殿」。
二日に一回行われる衛兵の交代式は、昨日の雨により中止となった為、今回は見ることが出来なかった。
エリザベス女王の記念碑が宮殿の前に立っている。
宮殿の前の道をまっすぐ行くと「トラファルガー広場」に到着するようだ。
トラファルガー広場の方向へと歩き出すと、また旧型のバスを見ることが出来た。
トラファルガー広場を抜けて、シアターの多い通りを歩くと、伝統的な劇場である「ハー・マジェスティーズ・シアター(女王陛下の劇場)」が出てきた。
今晩はここで本場の「オペラ座の怪人」を観賞する予定だ。
「ピカデリーサーカス」という地区にやって来た。
このピカデリーサーカス駅あたりから都会さが一気に増して、「リージェントストリート」という大きなショッピング通りにつながる。
リージェントストリートから少し街の中へと入ると、「カーナビーストリート」と呼ばれる若者向けの通りが現れる。
カーナビーストリートはインスタ映えするような街並みなのでオススメだ。
またリージェントストリートへと戻り、「東インド会社」の紅茶店へとやってきた。
昔、中国に大量のアヘンを輸出し、中国国内を内側からボロボロにした結果、英中をアヘン戦争へと導いた、あの東インド会社だ。
当時、中国から茶や絹を輸入していた為か、現在は紅茶販売の企業として、ロンドンのあちこちに店舗を構えている。
昔の組織は完全に消滅しており、現在の紅茶販売によって、この企業名は135年ぶりに復活したらしい。
店内では様々な紅茶を試飲させてくれる。
ここの紅茶はとても美味しい。
ユニクロやアップルが高級感のある店舗仕様になっている。
この「オックスフォードストリート」もショッピング通りとして人気がある。
オックスフォードストリートから少し歩いて、「コヴェントガーデン」という商店が並ぶ場所へとやってきた。
ここは一人ではなく、友達や家族と来る方が楽しそうだ。
シアターへと戻っていき、ネットで購入していた「オペラ座の怪人」のチケットをカウンターで受け取った。
女王のための劇場ということだけあって、建物の内部は、外観以上に伝統のある雰囲気が出ていた。
オペラ座の怪人は、フランスが舞台となった作品だが、実はミュージカルはイギリスで成功をおさめたものだった。
ミュージカルは前後半あり、間に休憩が入る。
劇が終わると、スタンディングオベーションが起こる程の素晴らしさだった。
最後にキャストが一人ずつ出てくるのだが、その間、観客達はずっと賞賛の拍手を続けていた。
有名なミュージカル作品は今回が初めてだが、素人でもわかるくらいのレベルの高さだ。
鳥肌がたつ程のミュージカルを見れて大満足である。
明日はロンドンを出発し、フランスのパリへと向かう。
#40. 🇬🇧🏛大英博物館
10/17
バッキンガム宮殿で衛兵の交代式を見に行く予定だったが、雨なので中止になってしまった。
代わりに博物館巡りをしようと思い、「大英博物館」へとやって来た。
ロンドンでは大英博物館やナショナルギャラリーなどの博物館が無料で見学できる。
中に入るとまずは大きなホールがあって、そこを囲むように展示室がある。
国や文明などで展示室が分かれていて、東アジアや東南アジア、中東、ヨーロッパ、アメリカなど、ほぼ全部の地域の歴史を見ることができる。
なんといっても人気なのが、この「ロゼッタストーン」だ。
その前には沢山の人だかりができている。
ロゼッタストーンは、古代エジプト文字解読の手掛かりとなった石碑で、1799年に発見された。
1822年に大学教授のシャンポリオンが、ロゼッタストーンの古代文字(ヒエログリフ)の解読に成功した。
ここはおそらくエジプトの展示室だ。
これらはギリシャの展示物っぽい。
この黒とオレンジの壺は教科書で見たことがある。
ギリシャのアテネにある「パルテノン神殿」の残骸などを集めた展示室だ。
ヨーロッパやアジア諸国にある、こういった壮大な建物には細かい彫物が施されていて、神話や人々の生活が描かれていることが多い。
それらは一見奴隷に作らせたものかと思えるが、その装飾のクオリティの高さはどうみても職人技である。
彫刻や絵を完成させるために一体何人の職人が導入されたかと考えるとまた不思議だ。
ここはアジアコーナーのようだ。
東南アジアから南アジア、東アジアまで様々な展示物がある。
各国のお金に関する展示室では、日本の「和同開珎」が展示されていた。
これはおそらくエジプトの棺である。
ミイラは死体から脳と心臓以外の臓器を取り出し、体に炭酸ナトリウムを詰めて乾燥させて作るらしい。
霊魂の不滅を信じたエジプトの人々は肉体も永遠に保たなければならないとミイラを作り出した。
とてつもなく広い博物館をようやく見終えて、外に出ると雨は止んでいた。
腹が減っていたので、バスに乗り、フィッシュ&チップス屋へと向かった。
注文したのは、フィッシュ&チップス6.5£だ。
かなり安い方だが、量がとても多く、ラグビーボールくらいの袋を渡された。
20、30cmはあるタラのフライの下に、極太のフライドポテトが敷き詰められている。
上には塩と酢がかけられているが、ケチャップやマスタードがほしい。
2人で一つ注文すれば十分のサイズだ。
味はそこまで驚くものではなく、白身魚を揚げただけのシンプルな味だ。
そのまま「ウォータールー駅」を通って「ウエストミンスター橋」へと向かった。
途中でロンドン名物のタクシーやバスの撮影チャンスがあったのでしっかりと撮っておいた。
ここが「ウエストミンスター橋」だ。
入口にはライオンの像があって、テムズ川沿いには「ロンドンアイ」と呼ばれる観覧車がある。
橋からは「ビック・ベン」、「ウエストミンスター宮殿」、「国会議事堂」が見えるはずだが、4年間の長期工事でその姿はまったく風情のないものだった。
今回の旅では、有名な建物が工事中であることが多く、非常に残念だ。
宮殿の後ろには広場があって、チャーチルなどの有名人の銅像がある。
後ろからみても、宮殿は大きい。
アメリカで最も愛されている大統領エイブラハム・リンカーン
オリバー・クロムウェル
宮殿の前には行列ができていて、中に入るために順番待ちをしているようだった。
宮殿の後ろには「ウエストミンスター寺院」がある。
歩いていると、旧型のバスを見ることが出来た。
この旧型バスは非常にレアで、一つのルートしか走らないそうだ。
「トラファルガー広場」に着いた。
1805年の侵略者ナポレオンに対する勝利を記念して造れられた広場だ。
広場の後ろには「ナショナルギャラリー」の博物館がある。
夜はまた大学の先輩とパブで一杯やってから帰った。
明日はロンドン最終日だ。
#39. 🇬🇧ロンドン
10/15
ホステルを朝6時に出ると、あたりは真っ暗だった。
早朝の暗い道を約30分歩いて、ようやくブリュッセル北駅に到着した。
バスが来るまでまだ30分あったが、バスの到着時間はどんどん遅延していき、結局7:30頃に到着した。
数々のトラブルがあり、バスは結局4時間遅れでロンドンに到着となった。
ベルギーから一度フランスに入り、フランスの港から海底トンネルを通ってイギリスに行くようだ。
バスはフランス側の港で貨物列車の中に入って行くと、前後の入口が閉められた。
30分ほどたって、前方の入口が開いて陽の光が差し込んで来ると、イギリスの地に入っていた。
13時に到着する予定が、時刻はすっかり17時だ。
ロンドンのホステルで無事にチェックインを終えて、スーパーへ食材を買いに行き、本日は終了とすることにした。
イギリスは驚くほど物価が高い。
ここで住むとなったら貯金は出来なさそうだ。
------------------------------------------------------------
10/16
昨日の長距離移動の疲れはすっかりとんでいる。
有難いことにホステルは「ロンドンブリッジ」の隣に位置していた。
朝のロンドンブリッジは、通勤ラッシュで人がいっぱいになる。
会社員の群れに沿って歩くと、オフィス街に到着した。
さらに進むと、「レドンホール・マーケット」が出てくる。
店はまだどこも閉まっていたが、確かに魔法の世界に出てきそうなところだ。
信号のボタンにある「待て」という文字を見て、こんな些細な英語表記がとても助かるなと思った。
今まではまったく言語がわからない国々にいたので、しばしば苦戦することがあったからだ。
西へと歩いていくと、「Bank station(銀行駅)」の前に「イングランド銀行」が見えた。
非常にわかりやすい駅名だ。
そのまま歩き続けると「セイントポール大聖堂」が出てくる。
ここは定番の観光スポットだ。
中に入るには17£(約2500円)近くの入場料が必要なので、入るのは諦めた。
この手の聖堂や教会は、今までの国々で嫌という程見てきたのだ。
聖堂から地下鉄に乗って訪れたのは「キングスクロス駅」だ。
この駅を見るためだけにわざわざここに来たのは、ここもハリーポッターの撮影に使用された場所だからである。
「ハリーポッターと賢者の石」でダイアゴン横丁への入口となっている「9と4分の3番線」がここにあるのだ。
撮影地は駅の改札前にあって、写真を取るための行列が出来ていた。
写真はスタッフに撮って貰うことができ、撮った写真は隣のハリーポッター専門店で買うことが出来る。
この店では、杖やローブなど、ファンにはたまらないようなハリーポッターの商品が沢山売られている。
次に訪れたのは「カムデン」という若者の多い地域だ。
お洒落なスタバが川沿いにあって、橋を渡ると「カムデンマーケット」が現れる。
ここがカムデンマーケットの入口だ。
ここではファンキーな若者たちが雑貨を中心とした土産物などを売っている。
カムデンマーケットはかなり広い。
建物の中に入るとまた店が並んでいて、地下にも店が沢山あるようだ。
現在地がどこかわからないまま進むと、どうやら一周まわって来たようだ。
ここは飲食店が並んでいて、ドーナツやコーヒーなどの軽食を売る店が多い。
まっすぐ歩くと小さな広場が出てきた。
ここはJessie Jというイギリス人歌手が路上ライブをした場所だ。
Jessie Jはとても好きなので、この場所を見つけた時はかなり興奮した。
カムデンマーケットを出て、バスに乗った。
ロンドン名物の赤いバスからの眺めはとても良い。
着いたのはビートルズのジャケット写真で有名となった「アビーロード」だ。
世界一有名な横断歩道の前にはスタジオがあって、おそらくビートルズもここでレコーディングなどをしていたのであろう。
スタジオの壁には、ジョンレノンのimagineの歌詞が描かれている。
ここが有名な横断歩道だ。
大勢の観光客がいて、皆あのポーズを再現しようとする。
しかし、この通りはなかなか交通量が多いのだ。
なので呑気に写真を撮っていると、クラクションを鳴らされ、ドライバーに文句を言われる。
しかし、観光客もまるで自分が世界一良い写真を撮ろうとしているかのように必死だ。
ロンドンのランドマークの一つである公衆電話も、街中でよく目にする。
アビーロードから30分ほど歩いて着いたのが、シャーロックホームズで有名な「ベーカーストリート」だ。
シャーロックホームズが住んでいるとされている「ベーカーストリート 221B」には「シャーロックホームズ博物館」があって、観光客が列をなしている。
博物館のショーケースには、パイプなどのシャーロックホームズの身の回り品が展示されている。
ホームズの博物館の真横には、ビートルズ専門店がある。
しかし、商品一つ一つの値段がなかなか高かった。
ベーカーストリートはビジネス街のような感じで、駅も大きく、銀行や企業が立ち並んでいる。
ベーカーストリートの中心にどんとかまえるこの「ロイズ銀行」では、かつて世間を騒がせた大きな強盗事件があり、その重大性から「The Bank Job」という映画にまでなったほどだ。
ちなみに、主演はジェイソン・ステイサムで、非常に面白い映画だ。
ベーカーストリート駅の前には、大きなシャーロックホームズの銅像が立っている。
ロンドンでは地面に「右を見ろ」とか「左を見ろ」と親切に書いてくれている。
その為、事故にあう確率は格段に下がるのだ。
コーヒー1.99£を片手に、売店で買った新聞1.6£を読むことにした。
新聞には三つのトピックが大きく取り上げられている。
一つは、ロイヤルファミリーの話で、オーストラリアに視察に行っているヘンリー王子とメーガン妃の様子だとか、メーガン妃のお腹には赤ちゃんがいるだとかいうニュース。
二つ目は、MPs(下院議員)のセクハラ、パワハラに関する問題で、元女性職員らが声を上げて避難しているという話。
そして三つ目は、Brexitという英国EU離脱に関する問題だ。
この三つが、現在のイギリスのホットなニュースだ。
新聞を読んだ後、「ノッティングヒル」という地域へとやってきた。
ノッティングヒルと言えば、映画「ノッティングヒルの恋人」で有名だ。
「ケンジントン宮殿」の前には、エリザベス女王らしき女性の像が立っている。
宮殿の前には大きな湖があって、白鳥やアヒルが群れをなしていた。
大学の先輩がロンドンで働いていて、今夜会う約束をしていたので、ノッティングヒルのパブで一杯やることにした。
素晴らしいローカルパブを経験出来て満足だ。
#38. 🇧🇪ブリュッセル
10/14
橋にはある風ぐるまは、景色に良い具合に馴染んでいて風情がある。
ブリュッセルの街並みも、他の国とは違って独特な雰囲気を持っている。
都会すぎず、気取った人があまりいないところが良い。
「Zinneke Pis」という小便小僧ならぬ小便犬の像だ。
「Sint-Katelijnekerk」 という教会へとやってきた。
日曜の朝ということもあり、ミサをやっているので控えめに中に入った。
変わった雰囲気の建物が立ち並んでいる。
「イロ・サクレ」と呼ばれる地域へとやってきた。
細い道が連なっており、レトロなカフェやレストランが並んでいる。
この地域にあるのがこの「小便少女」だ。
少女の像の前にある泉にコインを投げ入れると良いことが起こるらしい。
イロ・サクレを進むと「ギャルリ・サンテュベール」という商店街が出てくる。
王室御用達の店が並ぶヨーロッパ最古のアーケード街らしく、並んでいる店は品格のある店ばかりだ。
さらに進むと、とても大きな「サン・ミッシェル大聖堂」が出てきた。
聖堂の中では前半分でミサが行われていて、後半分は観光可能だ。
聖堂のとなりはオフィスのような建物が並んでいる。
「ブリュッセル公園」にやってきた。
公園の入口では世界平和の記念碑が建てられていた。
この公園はすぐ近くにメトロもあって便利だ。
長方形の公園をまっすぐ抜けると、「ブリュッセル王宮」が出てくる。
ベルギーの国旗は日本とは真逆でとても派手だ。
王宮は夏場だけ解放されているので、中には入れないが、綺麗に整備された庭を見ることはできる。
王宮の前にある石畳の道は只々広い。
王宮の横の道を歩いていくと、「王立広場」へとたどり着く。
広場の中央には大きな像が立っていて、その後ろには教会がある。
左右両方に道が繋がっていて、この広場が街の中心であることが一目瞭然だ。
広場をまっすぐ抜けて歩いていくと奥に最高裁判所が見える。
最高裁判所の手前には「ノートルダム・デュ・サブロン教会」がある。
この教会も無料で入ることが出来た。
ステンドグラスがとても綺麗で、ちょうど日差しが良い感じに入り込んでいる。
四方がステンドグラスで囲まれた非常に美しい教会だ。
教会の裏では蚤の市が開かれていて、グラスや金属が売られていた。
ワッフルの名店である「MAISON DANDOY」に来たが、残念ながらこの支店ではワッフルは売ってないようだった。
ここは「芸術の丘」と呼ばれる場所で、先程の広場からまっすぐ降りていくとここに到着する。
丘の上では、ギターを持った男性がジョンレノンのimagineを歌っていて、ヨーロッパの自由な雰囲気にとても良く合っていた。
壁にペイントアートがあって街並みが楽しい。
中心地へ到着すると、人が大勢集まっていた。
群衆の中にいたのはブリュッセル名物の「小便小僧」だ。
思っていたよりも小さい。
シンガポールのマーライオンに次いでがっかりすると言われている理由がわからないこともない。
小便小僧の周りには、それを売りにした店が沢山ある。
歩いていると一軒だけ行列が出来ている店があった。
そこがワッフルの名店MAISON DANDOYだった。
20分ほど列に並んでレジまで来ることが出来た。
店内で食べる場合は、2階で注文しなければならないようだが、ここまで並んだのにまた並びなおすのは御免だ。
ワッフルは2種類あって、それぞれトッピングの量によって値段が変わるようだ。
長方形のブリュッセルワッフルに、ホットチョコと生クリームをトッピングして7.75€を支払った。
外がサクッとした生地は、卵の味がしっかりする。
チョコレートは軽く、ジュースのように飲める。
今まで食べたワッフルとは格段に美味しかった。
ワッフル屋の横には「Everard 'T Serclaes」という彫刻があって、それに触ると良いことが起こると言われている。
その彫刻の場所を抜けると、「グランプラス」というメインの広場が出てくる。
一番大きな建物は「ブリュッセル市庁舎」だ。
長い塔が目印だ。
広場にあるレストランの屋根は、赤と緑でとてもお洒落だ。
GODIVAの本店らしき店もあり、チョコレート屋が沢山並んでいる。
そこで売られているチョコレートのほとんどが一粒300円以上と高価だ。
市庁舎には小さい庭があるだけで建物には入れないようだった。
スタバの外装もお洒落で、ヨーロッパらしい雰囲気だ。
フランスに行くときに宿泊させてもらう友達にお土産を買って、ホステルへと戻った。
本日の出費は、
宿泊費25€、食費7.75€、友達のお土産21.6€、個人お土産2.9€で、
合計57.25€
#37. 🇳🇱キンデルダイクの風車群
10/12
ホステルで自転車をレンタルし、世界遺産の風車群がある「キンデルダイク」へと向かった。
上の写真は「ユーロマスト」という展望台で、ここからロッテルダムの街並みを見渡すことが出来る。
橋を渡って南へと向かう。
南の地域は住居が並んでいて、よりローカルな感じがした。
言語の問題さえなければ、非常に住みやすそうだ。
キンデルダイクに近づくにつれて、一層田舎になってくる。
自転車で2時間かけてようやくキンデルダイクに到着した。
風車の中は博物館になっていて有料であるが、風車がある敷地内には無料で入ることが出来る。
広大な土地に風車がいくつも並んでいる。
水位の高いオランダは、水害が多いらしく、風車のポンプを使って水位を調節しているとのことだ。
自転車で来たおかげで楽々と観光することが出来た。
夕日が沈む中で来た道をゆっくりと戻り、ホステルへと帰った。
明日はベルギーへと移動する。
------------------------------------------------------------
10/13
バスが到着した「ブリュッセル北駅」から、ホステルは歩いて30分ほどかかる。
重い荷物を抱えながら、汗だくになってホステルへと歩いた。
チェックインを終えてしばらく休んだ後、街を歩いた。
ブリュッセルはそこまで大きくないので、本日は夕食の買い出しだけすることにした。
ホステルへ戻ると、メキシコ人のルームメイトがワッフルをくれた。
ベルギーにきて最初のワッフルだ。
本日は明日に備えて早く寝ることにしよう。
本日の出費は、
宿泊費25€、食費7.15€、歯ブラシ購入1.18€で
合計33.33€