#40. 🇬🇧🏛大英博物館
10/17
バッキンガム宮殿で衛兵の交代式を見に行く予定だったが、雨なので中止になってしまった。
代わりに博物館巡りをしようと思い、「大英博物館」へとやって来た。
ロンドンでは大英博物館やナショナルギャラリーなどの博物館が無料で見学できる。
中に入るとまずは大きなホールがあって、そこを囲むように展示室がある。
国や文明などで展示室が分かれていて、東アジアや東南アジア、中東、ヨーロッパ、アメリカなど、ほぼ全部の地域の歴史を見ることができる。
なんといっても人気なのが、この「ロゼッタストーン」だ。
その前には沢山の人だかりができている。
ロゼッタストーンは、古代エジプト文字解読の手掛かりとなった石碑で、1799年に発見された。
1822年に大学教授のシャンポリオンが、ロゼッタストーンの古代文字(ヒエログリフ)の解読に成功した。
ここはおそらくエジプトの展示室だ。
これらはギリシャの展示物っぽい。
この黒とオレンジの壺は教科書で見たことがある。
ギリシャのアテネにある「パルテノン神殿」の残骸などを集めた展示室だ。
ヨーロッパやアジア諸国にある、こういった壮大な建物には細かい彫物が施されていて、神話や人々の生活が描かれていることが多い。
それらは一見奴隷に作らせたものかと思えるが、その装飾のクオリティの高さはどうみても職人技である。
彫刻や絵を完成させるために一体何人の職人が導入されたかと考えるとまた不思議だ。
ここはアジアコーナーのようだ。
東南アジアから南アジア、東アジアまで様々な展示物がある。
各国のお金に関する展示室では、日本の「和同開珎」が展示されていた。
これはおそらくエジプトの棺である。
ミイラは死体から脳と心臓以外の臓器を取り出し、体に炭酸ナトリウムを詰めて乾燥させて作るらしい。
霊魂の不滅を信じたエジプトの人々は肉体も永遠に保たなければならないとミイラを作り出した。
とてつもなく広い博物館をようやく見終えて、外に出ると雨は止んでいた。
腹が減っていたので、バスに乗り、フィッシュ&チップス屋へと向かった。
注文したのは、フィッシュ&チップス6.5£だ。
かなり安い方だが、量がとても多く、ラグビーボールくらいの袋を渡された。
20、30cmはあるタラのフライの下に、極太のフライドポテトが敷き詰められている。
上には塩と酢がかけられているが、ケチャップやマスタードがほしい。
2人で一つ注文すれば十分のサイズだ。
味はそこまで驚くものではなく、白身魚を揚げただけのシンプルな味だ。
そのまま「ウォータールー駅」を通って「ウエストミンスター橋」へと向かった。
途中でロンドン名物のタクシーやバスの撮影チャンスがあったのでしっかりと撮っておいた。
ここが「ウエストミンスター橋」だ。
入口にはライオンの像があって、テムズ川沿いには「ロンドンアイ」と呼ばれる観覧車がある。
橋からは「ビック・ベン」、「ウエストミンスター宮殿」、「国会議事堂」が見えるはずだが、4年間の長期工事でその姿はまったく風情のないものだった。
今回の旅では、有名な建物が工事中であることが多く、非常に残念だ。
宮殿の後ろには広場があって、チャーチルなどの有名人の銅像がある。
後ろからみても、宮殿は大きい。
アメリカで最も愛されている大統領エイブラハム・リンカーン
オリバー・クロムウェル
宮殿の前には行列ができていて、中に入るために順番待ちをしているようだった。
宮殿の後ろには「ウエストミンスター寺院」がある。
歩いていると、旧型のバスを見ることが出来た。
この旧型バスは非常にレアで、一つのルートしか走らないそうだ。
「トラファルガー広場」に着いた。
1805年の侵略者ナポレオンに対する勝利を記念して造れられた広場だ。
広場の後ろには「ナショナルギャラリー」の博物館がある。
夜はまた大学の先輩とパブで一杯やってから帰った。
明日はロンドン最終日だ。