#31. 🇩🇪 倉庫街シュパイヒャーシュタット
10/1
ハンブルクの鉄道1日券6.21€を購入し、ホステルの目の前にある「Berliner Tor駅」から地下鉄に乗った。
向かったのは昨日も行ったハンブルク中央駅だ。
相変わらず人が多い。
ここから「メンケベルク通り」を通り、街の中心部へと歩いていく。
駅で軽食を買って、メンケベルク通りを歩きながら食べるのがハンブルクスタイルのようだ。
駅の前にあるメンケベルク通りではファッションブランド店などが並んでいる。
ここのスターバックスはとてもお洒落だったので、ついカメラを向けてしまった。
近くのパン屋でチョコクロワッサン1.8€とカフェラテ1€を朝食に買った。
繁華街をずっとまっすぐ歩いていくと茶色の「聖ピーター教会」が出てきた。
上の写真の「ハンブルク市庁舎」は非常に大きい。
過去に起こった大火によって一度崩れたらしい。
中のロビーには自由に入ることが出来る。
より詳しく建物の中を見るにはツアーに参加しなければいけない。
市庁舎は立派な中庭を裏側に隠していた。
外からは決して見えない造りになっている。
市庁舎の前には川が流れており、野生の白鳥や海カモメ、ガチョウが泳いでいる。
彼らは人間に慣れているようで、川辺に行くと近づいてきて餌を要求してくる。
川を渡るとニベアの本店が見えた。
商品を買うとマッサージが受けられるようだ。
ハンブルクは港町なので川や湖がいくつかあろ、それらは海へと繋がっている。
ここは「内アルスター湖」という湖だ。
ニベアの向かい側には銀行や会社が並んでいる。
中国系の企業もあるようだ。
南へ10分程歩くと「聖ニコライ教会」に到着した。
教会の中にはエレベーターが通っている。
5€払うと登ることができ、ハンブルクの街並みを一望できる。
“聖ニコラス教会は1195年に作られ、ハンブルクで最も古い教会の一つとなっています。小さなチャペルから聖堂へと発展しました。1842年のハンブルクの大火の間に焼き落ちてしまいました。”
たしかにこの教会はボロボロだ。
少しでもその姿が残っているのはすごいことだ。
教会を離れてさらに南へと向かう。
ここは「グリム」という地名のようだ。
グリム童話に関係しているのかと辺りを確認したが、それらしいモニュメントなどは何も見えなかった。
世界遺産に登録されている倉庫街「シュパイヒャーシュタット」に到着した。
各地から船で運んできた香辛料などを蓄える倉庫がここにあるらしい。
レンガ造りの建物が印象的だ。
この倉庫街は島のようになっており、上の写真の橋が島への入口だ。
橋の両側には2体の銅像が並んでいる。
右側がバスコ・ダ・ガマ(1469頃~1524)。
彼はポルトガル人で大航海時代にインドへの航路を開拓した人物である。
左側はコロンブス(1451~1506)。
彼はイタリアのジェノヴァ出身だ。
スペイン女王の支援でインドを目指したが、インドだと思って上陸したのは現在のアメリカ大陸だった。
そこで先住民であるインディアンの植民地化や奴隷貿易といった暴挙に出るのだ。
倉庫街はどこも茶色の建物だらけで、建物の間には川が流れている。
川を繋ぐ橋がいくつもあって幻想的だ。
上の建物は有名なカフェらしい。
上の写真の「ハンブルク国際海事博物館」では船や海に関する展示品が多く展示されている。
突然雨が降ってきた。
たまらず近くのカフェに逃げ込む。
気温も低くなってきたのでホットコーヒーを頼んだ。
雨は30分ほどで止んだ。
倉庫街を出て地下鉄の駅へと向かった。
着いたのは「レーパーバーン」と呼ばれるハンブルクの歓楽街だ。
駅を出ると「ビートルズ広場」が現れる。
ビートルズは下積み時代にこのレーパーバーンにあるクラブで演奏をしていたそうだ。
ビートルズはイギリスを代表する伝説のバンドだが、ハンブルクで育ったといっても過言ではない。
写真を撮っていると、そばにいた男性が「端っこにもう1人いるよ」と教えてくれた。
少し離れたところにもう一人のメンバーがいたようだ。
ここがレーパーバーンの歓楽街だ。
バーやクラブなどが立ち並んでおり、東京の歌舞伎町のような雰囲気である。
周りの雰囲気を見ても明らかに治安が悪そうだ。
今は月曜日の昼過ぎなので店は閉まっており、どこかすっからかんだ。
レーパーバーンにるこの警察署はその見た目から観光名所にもなっている。
歓楽街のすぐ近くには「ハンブルク港」があり、毎週日曜日の早朝に人気の「フィッシュマーケット」が開かれている。
ハンブルクには昨日(日曜)の夕方に到着した為、今回はフィッシュマーケットを見ることが出来なかった。
海辺では多くの海カモメが飛んでいる。
市場はやっていないが飲食店や土産屋、船のチケット売場がずらっと並んでいて十分に楽しめる。
港では魚を食べるべきだと思い、魚フライのサンドイッチを3.5€で買った。
サバの南蛮漬けにタマネギが合わさって美味にい。
賑わっている港を歩いて駅へと向かった。
駅前にも船のチケット売場が並んでいる。
ハンブルクでは電車は地下を走るものだと思っていたが、ここでは地上を走るようだ。
電車はすぐに到着し、そのままホステルへと帰った。
本日の出費は、
ホステル宿泊費16€、食費17.42€、交通費6.21€、ブレーメン行きバス5€で、
合計44.63€