#53. 🇪🇸グラナダ②
11/8
今日は朝から本格的にグラナダを観光する。
街には小さいバスが通っている。
朝食がてらにグラナダ名物のお菓子“ピオノノ”を買った。
プリンのように見えるが、どちらかと言うとカスタードケーキのような食感で、中は甘ったるいクリームが入っている。
グラナダの一番有名な観光スポット「アルハンブラ宮殿」へと向かう。
ここが宮殿エリアの入口だ。
公園のような敷地の中をずっと歩いていく。
ようやく出てきたのは「正義の門」だ。
しかし、残念なことに事前にチケットが購入出来なかった為、外からしか見ることができない。
これは「サンタマリア教会」。
教会の中では写真撮影が禁止だとは知らずにパシャりと撮ってしまうと、後ろの女性に「撮っちゃダメだよ」と言われた。
教会のすぐ横にあるのは「カルロス5世宮殿」。
中はコロッセオのように円形になっている。
この要塞が「アルカサル」だ。
ここからは有料ゾーンになってくる。
標高の高いところまで来たということもあり、景色はなかなか良い。
ここを奥に進むとメインの「アルハンブラ宮殿」があるのだが、かなり手前のところにチケットを見せる入口があって、その姿を見ることすら出来ない。
見れるところも無くなったので、街の方に降りていくことにした。
すっかりと街に降りてきて、昼食を食べに来たのは「Tetería Generalife」というイスラム風ティーハウスだ。
店内には1組の客がいるだけで従業員がいない。
どうやら5分で戻ると言って店を開けているそうだ。
店内にいた客はイギリス出身の老夫婦で、奥さんの方が良く話しかけててくれた。
旦那は昔イギリスの有名な自動車メーカー“ロールスロイス”で働いていたらしく、日本にも出張で行ったことがあるらしい。
老夫婦と会話を楽しんでいると、ようやく店のオーナーが戻ってきた。
ティーが飲みたいと告げると「モロッコティーか?」と聞いてきたので、「そうだ」と言った。
すると出てきたのは、イスラム風の銀のティーポットに小さいグラス。
ティーポットの中にはミントがぎっしりと詰まっている。
緑茶にミントの香りと砂糖の甘さが合わさって美味しい。
小さいグラスを5杯分ほど満たせる量で3€だ。
グラナダはもともとイスラムの支配地であっただけに、ところどころにその名残が見える。
細い路地を気ままに進み、あえて迷子になることが楽しい。
「サン・ニコラス広場」にやってきた。
ここの景色は絶景だ。
ちょうど反対側にアルハンブラ宮殿が見える。
今朝宮殿から見ていた景色の向かい側から見ていることになる。
ギターと拍手に合わせて歌っている人がいて、とても雰囲気が良い。
スペイン独特のかすれた感じの声の出し方が新鮮だ。
広場を下る途中にも素晴らしい景色に出会った。
この眺めは、ヨーロッパというよりは中東の国を見ているようだ。
街並みはずっと良く、そこまで距離が長いわけではないため、歩くことが苦にならない。
ようやくホステル近くのタパスバー通りにやってきた。
道路を渡って反対側には、「グラナダ大聖堂」がある。
ここも有名な観光地だ。
大聖堂の裏側には細い路地があって、ここでは土産屋がずらりと並んでいる。
ここはネットには載っていない穴場のショッピングスポットだ。
お土産の種類がホステル近くの土産屋よりもかなり多い。
中東の雰囲気をおびたグラナダにはまたいつか来たいものだ。