#49. 🇪🇸バレンシア
11/2
14時過ぎにバレンシアに到着した。
朝から何も食べていないので、ホステルまでの途中にあったケバブ屋に立ち寄った。
ボリューミーなケバブにポテトとジュースがついて5.5€と安い。
フランスのリヨンだとこれで10€はした。
チェックインを済ませて、街をぶらっと歩く。
ホステルの真横にバレンシア北駅があって、立地が良い。
駅の横には闘牛場がある。
見に行きたいが現在はオフシーズンのようだ。
バレンシアの街は想像していたよりも都会だ。
ビーチが中心地に近く、至る所にオレンジの木があるのだろうと予想していたが、ビーチは中心地から徒歩1時間かかる。
しかしながら、オレンジの木は至る所にあるようだ。
すっかり暗くなってきた。
バレンシア北駅と闘牛場はライトアップされ、とても綺麗だ。
11/3
オレンジの木があるが、肝心の実は緑色で完全にオフモードだ。
本日の最高気温は18度で、日差しはなかなか強い。
美味しいオレンジが育つのもわかる。
肉屋には生ハムがゴロゴロと吊り下げれている。
中ではいくつもの店が並んでいた。
観光客はほとんどおらず、現地の人が多いようだ。
生ハム屋、肉屋、魚屋、八百屋、パン屋、香辛料屋などがあり、様々な食料がここで手に入る。
値段は安かったり、そうでなかったりまちまちだ。
せっかくなので生ハムを購入することにした。
買う前に味見させてくれ、気に入ったものを何スライスか切り分けて包んでくれる。
上記の「JAMONES LAZO」と「JOSELITO」の2種類の生ハムをそれぞれ5切れずつ購入した。
それで値段は13€と中々高い。
今回の戦利品は、生ハム、マスカット、バレンシアオレンジだ。
生ハムはパックに入れて、真空状態にしてくれているようで安心だ。
市場の隣にはカトリック教会がある。
街をぐるっと回っていくと広場が出てきたりする。
「ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ」というこの史跡は市場の真ん前にある。
パエリア用の大きなフライパンを売る店がいくつも並んでいる。
ぶらぶらと歩いていくと、「サンタ・マリア大聖堂」にたどり着いた。
大聖堂の前には、オレンジの木が立っている。
聖堂には無料で入れるところと有料のところがあって、無料のところに入った。
一応ここはバレンシアでメインの観光地だが、お金を払ってまで入る程でもない。
聖堂の裏側には大きな広場があって、人が沢山いる。
何かの展示会のようなものが催されている建物に入ってみたが、内容はあまりよくわからなかった。
ずっと北に歩いていくと、レンガ造りの「セラノスの塔」が出てきた。
この近くのレストラン「El Forcat」で昼食を食べることにした。
バレンシアはパエリアの本場で、この店では本物の味が楽しめるらしい。
15€でメイン2皿とパン、デザートかコーヒーを選べるセットがあるらしい。
まず1皿目は「バレンシアパエリア」。
本来のパエリアは海鮮ではなく、チキン、ウサギ、野菜が主流らしい。
味はかなり塩辛い。
旨味よりも塩辛さが勝っている。
正直なところ、海鮮の出汁が効いたパエリアの方が美味いと思う。
2皿目はサラダかステーキなどもあったが、どうしてもイカスミライスが食べてみたかったので、また米料理を注文した。
こちらも塩が効いているが、イカの旨味がとても濃厚だ。
デザートも楽しみたかったが、2皿とも米を食べてしまったのでお腹が膨れて、結局コーヒーを頂くことにした。
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少し街をぶらぶらした後、バレンシア北駅の前でアクセサリーを売っている人がいたので、一つは自分用に、もう一つは友達のお土産用に買った。
一つ5€とかなり安い。
すっかり夜になって、スーパーマーケットへ冷えたビールを買いにいった。
待ちに待った晩酌の時間だ。
買っておいた1€のナイフでバレンシアオレンジをカットしていき、2種類の生ハムと一緒に紙皿に盛る。
キンキンに冷えたビールをプラスチックのコップに入れて完成だ。
生ハムはどちらも美味いが、特に「JAMONES LAZO」がずば抜けて美味い。
噛んだ瞬間に肉汁が出てきて柔らかい。
これは日本でも探して買いたいレベルだ。
口直しのバレンシアオレンジも最高だ。
明日は大都市マドリードへと出発する。