#10. 🇭🇷ザグレブ

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9/9 

市場には朝の10時頃に行くのが丁度良いと今までの経験から学んだ。

「ドラツ市場」へと向かおうとホステルを出ると、「ロトルシュチャク塔」へと繋がるケーブルカーが見えた。

このケーブルカーは世界最短距離のギネス記録を持っているらしい。


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昨日は露店が並んでいた「イェラチッチ総督広場」は今日は静かだ。

市場へと繋がる行く道には花屋が並んでいる。


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階段のリンゴの絵は遊び心がある。

階段を登ると「クミカ」の像に出会う。

民族衣装を着た女性は隣街出身で、過去数世紀に渡ってザグレブの人々に農産物を売ってきた。


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ザグレブの胃袋と呼ばれる「ドラツ市場」は朝から賑わっている。

主に野菜とフルーツを売っているようだ。

大きなナスに驚いた。

2つで5クーナ(76円)であることにさらに驚く。


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マスカットを売っている露店を見つけた。

大粒のマスカットが2kgで10クーナ(152円)だ。

マスカットには大量の蜂が集まっている。

蜂が集まるほど糖度が高いということだ。

店は13時までだと店の叔母さんは言う。

「また後で来るね」と告げてその場を去った。


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市場では土産物も売っているようだ。

ザグレブではパペット人形をよく目にする。

おそらく有名なのだろう。


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市場を抜けて北に歩いていくと「聖フランシスコ教会」にたどり着く。

現在日曜日の11時前でミサをしているようだ。


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ザグレブは「ノスタルジックな街」と呼ばれている。

その街並みは中世の雰囲気があって幻想的だ。


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この「Gričトンネル」は長さが350mもある。

第二次世界大戦時に爆薬庫や遊歩道の役割として作られたそうだ。


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トンネルを抜けて丘を登ると、昔貴族達が住んでいたエリアに到着する。

人々の努力によってザグレブの街は昔の姿を上手に残しているようだ。


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丘の上から見るザグレブの街は非常に綺麗だ。

貴族のみ歩くことが許された「チリロメトドゥ通り」では面白いウォールアートがある。


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貴族エリアにある「聖カタリーナ教会」には無料で入場できる。

教会の裏は穴場の絶景スポットだ。

オレンジ色の屋根が「ザグレブ大聖堂」をより一層引き立たせる。


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ヘビの首を絞めている男の噴水がでてきた。

蛇の口から出る水には毒が入っているように思える。


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有名な「聖マルコ教会」が出てきた。

そのカラフルな屋根は非常に有名で、ザグレブでは必ず訪れるべき観光スポットだ。

教会の右側には国会議事堂、左側には首相官邸がある。

13世紀に完成したその教会は、14世紀にゴシック様式に大きく建て替えられた。

カラフルな屋根は当時最も高価なタイルで作られた。

屋根にはクロアチア国旗を表す三色(赤白青)が使われている。

フランス国旗の色と同じであることから、この屋根が問題になったと言われている。


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丘を下り「石の門」へと向かう。

残念なことに、観光名所である「石の門」は工事中だった。


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ザグレブは韓国人にとっても人気の観光地である。

韓国風のコンビニも需要があるようだ。

 

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適当に見つけたパン屋に入った。

ローカルなパンが食べたいと店員に言うと、勧めてくれたのは肉のパンだった。

7クーナ(約107円)と安い。

ひき肉が入ったデニッシュ生地のパンは中々いける。

 

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ドラツ市場のマスカットの露店に戻ってきた。

マスカット1kgを5クーナ(約76円)で買う。

叔母さんは言った。

「you come back.」(ちゃんと戻ってきたんだね)

相変わらずこの市場は激安だ。


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広場へと戻ってきた。

正午になるのが楽しみだ。

というのも、ザグレブでは正午になると、「ロトルシュチャク塔」から大砲の音が鳴るのだ。

1877年に12時を知らせる為に大砲を撃って以来、ずっとこの風習を続けているらしい。

もちろん今では実弾ではなく、大砲の音を放送している。


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リュブリャナでもお世話になったスーパーマーケット「SPAR」に立ち寄った。

焼きトウモロコシ10クーナ(約150円)を買ってホステルへと戻る。

テラス席に座り、マスカットとトウモロコシを食べながらくつろいだ。

すると白人女性がマスカットを見て一言声をかけてきた。

「Nice.」(いいね)


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ホステルが提供している無料のシティツアーが18時からやっている。

基本的に観光地は全て見たが、歴史の説明が付いているのは有難いので参加した。

ツアーはまず「ロトルシュチャク塔」から始まった。

昔、その大砲はトルコ人との争いの中で使われた。

最後に鶏を入れて発砲することで戦争の終わりを知らせたという伝説がある。


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丘を登って再び貴族のエリアへ。

本日2回目の聖マルコ教会。

中に入ることは禁止されている。

 

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ここは「失恋博物館」である。

失恋をテーマにした博物館で題材となる2人の思い出の品が展示されている。

この博物館はアメリカのLAにもできたが、そこは完全に商業化されているらしい。


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上の写真の歴史博物館は元々は女学校として作られた。

2階のほとんどの部屋には窓がない。

その構造から刑務所としても実用化されていた。

囚人(1階のみ)にさえも陽の光の有難さは与えらたとツアーガイドは言う。


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ザグレブ大聖堂へとやってきた。

この聖堂は13世紀の建設以来、過去数回に渡って再建築している。

今回はまだ未完成らしい。

聖堂は1880年の大地震で崩壊し、現在の新ゴシック様式に建て替えられた。

108mある聖堂の上部へは登ることができない。

その理由はこの聖堂が飛び降り自殺の名所となってしまったからだ。

ツアーが20時に終わり、ガイドに10クーナ(約150円)をチップとして渡した。


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中心地から少し離れた「Vagabund」というレストランにやってきた。

ザグレブ風カツレツをどうしても食べてみたい。

ウェイターが親切にメニューを出してくれた。

クロアチアのレストランは接客が丁寧な印象だ。

 

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ビール15クーナと、

本日のスープ15クーナ、

豚肉のカツレツ47クーナを注文した。

ザグレブ風カツレツを頼んだつもりだが、豚肉のグリルステーキが出てきた。

ウェイターに聞くと、どうやらカツレツだと思って見ていた写真は帆立のフライだったようだ。

仕方がなく、豚肉のステーキを楽しんだ。

お会計は77クーナ(約1170円)と安い。

チップも不要だ。

 

本日の出費は、

ホステル宿泊費12.26€、食費13.6€、ツアー等のチップ代1.53€、お土産2.7€で

合計30.09€