#8. 🇸🇮リュブリャナ
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朝食にマスカットを食べながらリュブリャナの街を歩く。
街では何故かキックボードに乗っている人をよく見る。
人々はイタリア人よりも静かで素朴な感じだ。
昨日行けなかった「セントラルマーケット」に来た。
市場は7時から開いているはずだが、たったいま開いたような雰囲気だ。
まだ準備をしている店も多い。
大きく分けてフルーツ・野菜コーナーと衣類コーナーがある。
フルーツは実がパンパンに詰まっていて美味しそうだ。
奥に行くと惣菜屋があり、スロベニア名物の「POTICA」と呼ばれるパンを買った。
胡桃味がおすすめらしく、胡桃が沢山入ったPOTICAを選んだ。
量り売りでひと切れ1.5€。
甘くて美味しい。
横には土産屋があり、様々な雑貨がある。
スロベニアは蜂蜜が有名らしく、ところどころで蜂蜜が売られているのを目にした。
グラス屋のお姉さんはこちらが挨拶をすると元気に話しかけてくれた。
スロベニア人は好奇心旺盛で1聞くと10返してくれる印象だ。
上の写真は竜の橋に続いて有名な「三本橋」だ。
写真ではうまく伝わらないが、一か所に橋が3本またがっている。
これを渡るとリュブリャナの中心である「プレシェーレン広場」に着く。
ピンクの教会は「フランシスコ会の受胎告知教会」である。
リュブリャナの旧市街は「大人の街」と呼ばれ、綺麗で落ち着いている。
「靴屋の橋」にやってきた。
この橋はクリスマスになると無数の靴が飾られるらしい。
リュブリャナには新市街と旧市街を結ぶ橋がいくつもある。
街並みが素朴で綺麗だ。
至る所に竜がいる。
教会の前で一休みした。
この街では車が通れない歩行者天国が多く、静かでのんびりとしている。
旧市街を歩いて行く。
リュブリャナでは有名なレストラン「Sokol」が出てきた。
ここにもまた蜂蜜屋がある。
昨日来た「聖ニコラオス大聖堂」にやってきた。
素晴らしい内装だ。
「リュブリャナ城」へと向かう。
5€程でケーブルカーを使えるが、無料で歩いて登ることもできる。
もちろん貧乏な旅人は歩く。
歩いて約15分。
リュブリャナの絶景を見れるので非常に良い。
リュブリャナ城に到着。
ヨーロッパ式のお城はここが初めてだ。
割と小さめのお城である。
窓の中から覗いている竜を発見した。
この像は個人的にお気に入りだ。
Monument of Peasant Uprisings
(農民一揆の記念碑)
農民たちの怒りが見事に表現されている。
城壁から見るリュブリャナの街はとても良い。
小さな街だが、赤い屋根がリュブリャナの人々のプライドを主張している。
帰り道はあっさりと数分で下ることができた。
セントラルマーケットの前にある店の隣の道がリュブリャナ城へと通じていたのだ。
少し歩いて「肉屋の橋」に来た。
橋の上には変わったモニュメントがある。
この橋には多くの南京錠がかけられている。
恋人同士が愛を誓う場所らしい。
鍵(愛)の重みで橋が崩れないか心配だ。
この橋からの眺めはなかなか良い。
プレシェーレン広場にたどり着いた。
小腹が空いたのでセントラルマーケットで食材を探す。
市場は朝よりも賑わっていた。
惣菜は大体5€以上はする。
セントラルマーケットを離れて、ネットで見つけた「Pizzerija Dvor」というピザ屋を探した。
ほとんどのピザが2€と安いく、サイズが大きい。
愛想が良くない店員からモッツァレラピザ1.8€を買った。
横の「コングレス二広場」で食べる。
広場の前には「リュブリャナ大学」があり、学生たちが広場で座っている。
広場には謎の井戸があった。
深さ6mある有名な井戸らしい。
昼食を終えてまた歩き出した。
また竜だ。
もはやご当地マスコットのような存在である。
面白い像を見つけた。
彼の正体は不明だが、こういったシュールなものは大好きだ。
彼は誰かと話し合っている様子だが、その先にはリュブリャナの街しかない。
少なくとも彼は人々から敬われてこのような像が建てられたはずだ。
彼はこの街に対してどこか不満があったのだろうか。
キング牧師の話をつづった教会が現れた。
アメリカから遠く離れたこのリュブリャナの街にもキング牧師の影響はあったようだ。
夜はスロベニアの伝統料理が食べられる「Sokol」に行く予定だったが、予算の都合上、ソーセージ屋へ行くことにした。
Sokolは1人3,000円程で十分食べれるようなので決して高くないが、貧乏旅には少し贅沢だ。
また、ソーセージ屋の店員にお別れを告げたかった。
Sokolには行かない代わりにソーセージ屋では贅沢をした。
ホールサイズのソーセージ5.9€とワイン1.1€を2杯頼んだ。
それでも8.1€(約1,040円)と安い。
昨日話した店員の他に、学生っぽい男の店員がいる。
店内で食事していると彼が話かけてきた。
「好きな曲はある?かけてあげるよ。」
スロベニアの音楽が聴きたいと言うと、彼の故郷の曲を流してくれた。
その後、スロベニア人なら必ず知っているという民謡をかけた。
最後にはロック調の曲で締めくくった。
店員2人は曲に合わせて踊り、賑やかな空間になった。
面白い経験をしたなと思い、「また来るよ」と言って店を出た。
スロベニア最後の夜。
セントラルマーケットの惣菜売り場はまだ営業していた。
人々は椅子に座って食事をしている。
プレシェーレン広場では楽器を演奏する人とそれを見る人がいて賑やかだ。
ヨーロッパらしさを感じられる夜だ。
リュブリャナの夜を堪能し、またソーセージ屋へと向かった。
店員に別れを告げ、ホステルへと帰った。
今日は出費を抑えたので、きたるべき大都市での出費に備えられる。
本日の出費は、
ホステル宿泊費18.5€、食費11.4€、お土産代2.5€で、合計32.4€