#16. 🇦🇹ウィーン

f:id:kugo0828kageyama:20180916034256j:image

 

9/15 

チェックアウトを済ませバス停へと向かう。

今回のバス停は古くて場所がわかりづらい。

朝食にクリームパイとホットドッグ計2€を買ってバスを待つ。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180916034028j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916034232j:image

 

バスは丁度1時間でオーストリアの首都ウィーンに到着した。

バスを降り、駅の券売機で切符を買う。

ウィーンでは切符が一律料金で2.4€と割高だ。

ホステルからの移動は往復で4.8€かかる。

4.8€あればオーストリアの有名なチョコケーキ「ザッハトルテ」が食べられる。

ここでは出来るだけ電車を使うのは避けよう。


f:id:kugo0828kageyama:20180916033930j:image

 

街では馬車が観光客を乗せている。

ヨーロッパではどこでも馬を見れる。

チェックインが15時である為、荷物だけ先に置かせてもらった。


f:id:kugo0828kageyama:20180916034013j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916033847j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916033857j:image

 

まず向かったのは「ウィーン市庁舎」だ。

非常に大きい。

こんな所で働けるのはきっと誇らしいことだろう。


f:id:kugo0828kageyama:20180916034119j:image

 

市庁舎から少し歩くと大きな広場が現れた。

広場は美術館と博物館に囲まれている。


f:id:kugo0828kageyama:20180916034020j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180916034531j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180916034235j:image

 

広場の中心には「マリアテレジア像」がある。

あの有名なマリーアントワネットの母だ。

その下には当時の貴族らしき人々の姿がある。

こういった服装の人達はフィクションではなく本当にいたんだなと思った。


f:id:kugo0828kageyama:20180916034240j:image

 

広場にある「美術史美術館」は、数多くの絵画を展示している有名な美術館だ。


f:id:kugo0828kageyama:20180916034201j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180916033844j:image

 

広場の前にある王宮庭園には音符模様のガーデニングがある。

そこにあるのは「モーツァルトの記念像」だ。

ウィーンは音楽の都としてモーツァルトやバッハなどにゆかりのある地なのだ。


f:id:kugo0828kageyama:20180916034126j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180916033925j:image

 

南へ歩くと、“ウィーンの胃袋”と呼ばれる全長600mもの長い市場「ナッシュマルクト」が現れた。


f:id:kugo0828kageyama:20180916034004j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916034253j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916033909j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916034216j:image

 

幸運なことに今日は土曜日のみ開かれる「蚤の市」があるようだ。

市場はとても賑わっている。

香辛料・フルーツ・オリーブ・サラミなどの食料から、土産屋、レストラン、ガラクタを売る店まである。

オリーブ屋はどの店も味見させてくれ、食べ歩き状態になる。

フォークを刺したオリーブをこちらに向けてくるので、ほぼ強制的に食べさせられる。


f:id:kugo0828kageyama:20180916033839j:image

 

ウィーンは、リュブリャナザグレブブダペストブラチスラバに比べて遥かに都会だ。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180916034245j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180916034221j:image

 

“ドリンキングウォーター”と書かれた機械が公園に設置されている。

オーストリアの水道水はアルプスの水を使っている為、飲み水としては最適らしい。

夕暮れ時の景色に定評のある「カールス教会」の前を通る。


f:id:kugo0828kageyama:20180916034224j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180916034249j:image

 

街の中心へと歩いていくと「ウィーン楽友協会」が見えてきた。

パンダでさえトランペットを吹いている。


f:id:kugo0828kageyama:20180916034134j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180916034123j:image

 

掲示板には佐渡裕のコンサートの案内が貼られていた。

ここは正月に日本のテレビで放送されるほど有名なコンサートホールらしい。

レベルの高いモーツァルトのコンサートも開かれているそうだ。


f:id:kugo0828kageyama:20180916033955j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916033914j:image

 

レトロな雰囲気が抜群の路面電車が通る。

逃すまいと思わず夢中でカメラをかまえた。


f:id:kugo0828kageyama:20180916034000j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916034151j:image

 

ヨハン・シュトラウス像」がある市立公園へとたどり着く。

友達や家族と芝生で寝転んでいる人だらけだ。


f:id:kugo0828kageyama:20180916034008j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916034022j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916033853j:image

 

この時点で3時間は歩き続けている。

ヨーロッパに来てから毎日間違いなく10km以上は歩いている。


f:id:kugo0828kageyama:20180916034212j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180916034143j:image

 

昼食を食べていないのでとても空腹だ。

超有名店「Figlmüller Bäckerstraße」に足を運ぶ。

16時という中途半端な時間にも関わらず、店の外まで行列が出来ていた。

この店は昼と夜の時間は予約が必須である。


f:id:kugo0828kageyama:20180916033900j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180916033941j:image

 

一人ということもあって、あまり待たずに席に案内された。

ここの名物は「シュニッツェル」だ。

1905年から営業している老舗である。

シュニッツェルと生ビール大を注文した。


f:id:kugo0828kageyama:20180916034130j:image

 

まずは生ビールが登場した。

オーストリアのビールにハズレはない”と聞いていたとおり、とても美味しい。

キメが細かく、喉にするりと入る上品な味だ。


f:id:kugo0828kageyama:20180916034227j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180916033835j:image

 

ビールを3分の1ほど飲み終わったところで、シュニッツェルが出された。

顔よりも大きな特大シュニッツェルがここの名物料理だ。

備えつけのレモンを全面に絞り、早速ナイフを入れる。

揚げたてのサクッという音と共に肉は簡単に切れた。

カットしたピザのような肉の断面は、肉汁があるわけでもなく薄く平べったい。

脂っこくないのでこれだけ大きくてもペロッと食べてしまえる。


f:id:kugo0828kageyama:20180916033937j:image

 

デザートに「Apple strudel」を注文した。

これもザッハトルテに次ぐ、オーストリアでは有名なリンゴのデザートだ。

パイ生地の中に熱々のリンゴとレーズンが詰まっている。

備え付けの生クリームは非常に軽く、甘いリンゴの味を抑える良い役割をしている。

大満足な食事をしてお会計は26€だ。

チップ代を上乗せして合計30€支払った。

店員のお会計時の反応を見ると、チップが少し多すぎた気もするが、こういうことは経験してわかるものだ。


f:id:kugo0828kageyama:20180916033947j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180916034138j:image

 

店の近くの広場では綺麗な建物が並んでいる。


f:id:kugo0828kageyama:20180916034033j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916034016j:image

 

これは「アンカー時計」だ。

時計の上にイカリがついている。


f:id:kugo0828kageyama:20180916034147j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916033950j:image

 

“KAFFEE”

オーストリアではカフェは「C」ではなく「K」のようだ。


f:id:kugo0828kageyama:20180916034155j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180916033830j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180916034207j:image

 

モダンさと歴史が混ざった街並みを見ながらホステルへと帰った。

 

本日の出費は、

ホステル宿泊費20.49€、食費32€、電車賃2.4€

で合計52.89€

#15. 🇸🇰ブラチスラバ旧市街

f:id:kugo0828kageyama:20180916024406j:image

 

9/14

ホステルを出て朝のブラチスラバの街を歩く。

社会主義国であるスロバキアはどんな顔をしているのだろうか。


f:id:kugo0828kageyama:20180916024417j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916024025j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916024357j:image

 

パン屋が見えたので中に入った。

惣菜パンから菓子パンまで種類が豊富だ。

1.5€と書いたチョココロネをレジに持っていくと、「0.75€」と言われた。

どうやら1.5€の値札は別のパンだったようだ。


f:id:kugo0828kageyama:20180916024128j:image

 

パンを食べながら歩いていると、耳がついた建物がみえた。

「壁に耳あり障子に目あり」のことわざはスロバキアでもあるのだろうか。


f:id:kugo0828kageyama:20180916024332j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916024942j:image

 

出てくる建物がどれも質素だ。

どこか華やかさに欠ける。


f:id:kugo0828kageyama:20180916024348j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916024138j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916024042j:image

 

観光名所の一つである「青の教会」に着いた。

今まで見た教会とはまた違う独特な雰囲気だ。

中には入れないため外から写真を撮る。

隣で祈っていたお婆さんが「こっちで撮りなよ。よく見えるよ。」と親切に言ってくれた。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180916024125j:image

 

ブラチスラバの街は2時間あれば全て見れるほど小さい。

観光の中心でもある旧市街へと向かう。

旧市街の入口では宙に浮いた鉄格子が突然現れる。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180916024341j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916023503j:image

 

ブラチスラバでは警察が馬に乗っている”とどこかで聞いたことがある。

その噂はどうやら本当のようだ。

観光客向けのパフォーマンスにも見えるが、街が平和そうでなによりだ。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180916024337j:image

 

上の写真の「ブラチスラバ市歴史博物館」を通り抜けると「中央広場」に出てくる。
f:id:kugo0828kageyama:20180916023516j:image

 

中央広場では土産物を売る露店などがあるが、決して大きな広場ではない。


f:id:kugo0828kageyama:20180916024402j:image

 

街の中心であるこの広場に日本国旗があるのには驚いた。

日本大使館が大きな国旗を掲げて陣取っているのだ。


f:id:kugo0828kageyama:20180916030056j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180916024146j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916024034j:image

 

「ロランド噴水」が広場の中心にあり、その後ろにはレストランや土産屋が並んでいる。

地面から顔を覗かせている男性像は、「Man at work」と呼ばれている。


f:id:kugo0828kageyama:20180916023507j:image

 

こちらは「Schöne Náci」という像で、アイスクリーム屋の隣にある。

本来広場にあるはずのナポレオンの銅像はなぜか撤去されていた。

ブラチスラバではユーモア溢れるアートが多くみられる。


f:id:kugo0828kageyama:20180916024017j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916024022j:image

 

博物館の横に「Jesuit教会」というカトリック教会があったので入ってみた。

椅子に腰掛け涼んでからまた外を歩く。


f:id:kugo0828kageyama:20180916023459j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180916023944j:image

 

観光客向けの乗り物がゆっくりと石畳の上を走る。

家の間には空き缶がぶら下がっている。

穏やかな街並みだ。


f:id:kugo0828kageyama:20180916024030j:image

 

この「Prašná bašta」というレストランは、スロバキア料理が食べれると有名だ。

観光地の真ん中にあり値段は高そうだ。


f:id:kugo0828kageyama:20180916024414j:image

 

土産屋では魔女の人形が売られている。

大昔にヨーロッパで起こった「魔女狩り」もホロコーストと似た一種の大虐殺だ。

当時の人々は魔女の存在を信じ、魔女らしき人は男女問わず殺害した。

その数は10万人以上にのぼると言われている。

そんな魔女が何世紀も経て、こうしてマスコットキャラクターとして売られているのは滑稽だ。


f:id:kugo0828kageyama:20180916024158j:image

 

ここは「ミハエル門」と呼ばれ旧市街への入口だ。

中世からの姿がそのまま残されている。

すると突然バイオリンの音が鳴り路上ライブが始まった。


f:id:kugo0828kageyama:20180916024344j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180916023827j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916024409j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916024046j:image

 

また少し歩いて適当にカフェに入った。

チョコラテ2€を注文し、本を読んで休憩した。


f:id:kugo0828kageyama:20180916024134j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916024203j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180916023948j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916023956j:image

 

カフェを出て歩くと「中世の壁」が現れた。

この壁は14~15世紀にかけて造設された。


f:id:kugo0828kageyama:20180916024354j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916023512j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916024008j:image

 

奥には「聖マルティン大聖堂」が見える。

ここではハンガリー帝国の戴冠式が行われていた。

現在はブラチスラバを統括するカトリック教会である。


f:id:kugo0828kageyama:20180916024149j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916023831j:image

 

丘を登ると「ブラチスラバ城」が見えてきた。

ブラチスラバの街並みはやはりどこか質素だ。

橋の上には楕円形の「UFO」と呼ばれる建物がある。


f:id:kugo0828kageyama:20180916024000j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180916023951j:image

 

ブラチスラバ城はその四角い外見から、テーブルをひっくり返したような形と言われている。


f:id:kugo0828kageyama:20180916024121j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916024141j:image

 

日が暮れてきた為ホステルへと向かった。

ブラチスラバの大部分は見たので、ウィーン行きのバスチケットを買うことにした。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180916032901j:image

 

途中スーパーで夕食の食材を5.71€で買い、カフェでサンドイッチ2.5€も買った。

夕飯はトマトボロネーゼパスタを自炊。

洗濯機を待つ間、地下のバーで一杯やることにした。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180916033224j:image

 

バーで飲んでいると突然ゲームが始まった。

そそくさと席を外し、部屋へと戻る。

海外のドリンキングゲームはどうもノリが苦手だ。

 

本日の出費は、

ホステル宿泊費17€、食費10.96€、お土産代2.5€、ウィーン行きバス代8€で

合計38.46€

 

#14. 🇸🇰ブラチスラバ

f:id:kugo0828kageyama:20180916020012j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916015949j:image

 

9/13 

チェックアウトを済ませ、ホステルのすぐ下にあるケバブ屋で朝食を食べた。

2.5€のケバブはマヨネーズがたっぷり入っていて朝から食べるには少々きつい。


f:id:kugo0828kageyama:20180916020126j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916020005j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916020202j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180916015958j:image

 

朝食を終え、地下鉄の駅で切符1.1€を買う。

改札は簡単な機械が立っているだけで、切符を通すと切り取ってくれる。


f:id:kugo0828kageyama:20180916020028j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916020142j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916020020j:image

 

ほぼ定刻通りに電車は到着し、無事バス停にたどり着いた。

スロバキアの首都ブラチスラバへと向かう。


f:id:kugo0828kageyama:20180916020104j:image

 

入国審査をすることもなく、バスはスロバキアの首都ブラチスラバに到着した。

街に着いて最初の印象は“何もない殺風景”だ。

質素な建物の中に突然アマゾンとチューリッヒオフィスビルが登場した。


f:id:kugo0828kageyama:20180916020049j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916020156j:image

 

路面電車が走る。

道路に車は走っておらずすっからかんだ。

今回宿泊する「Patio Hostel」でチェックインを済ませた。

2泊で37€と安いが、街で最安値ではない。

しかし無料で洗濯機と乾燥機が使用でき、地下のバーで使えるワンドリンク券ももらえる。

洗濯代とお酒代を考えると非常にリーズナブルだ。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180916020113j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180916020148j:image

 

お腹が空いたので少し早めの夕食をとる。

ホステルの受付で聞いたこのレストラン「Kláštorný Pivovar」は値段も悪くなく、地元の人もよく利用するという。


f:id:kugo0828kageyama:20180916020056j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916020118j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916020043j:image

 

生ビール小、ニンニクのスープ、ソーセージを注文した。

思っていたよりも値段は少し高い。

クロアチアハンガリーの物価の安さを経験しユーロ圏に戻ってくると、価格が一気に上がった気がする。

それでもニンニクのスープは美味しいし、ソーセージもビールに合っていて大満足だ。

お会計は11.3€でチップはなし。

 

本日の出費は、

ホステル宿泊費17€、食費14.9€で

合計31.9€

 

 

 

 

#13. 🇭🇺ドハーニシナゴーグ&漁夫の砦

9/13  

今日はホステルを「Marverc hostel」に変更した。

朝に移動を済ませ、ヨーロッパ最大のシナゴーグ「ドハーニシナゴーグ」へと向かう。


f:id:kugo0828kageyama:20180915183419j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180915183519j:image

 

シナゴーグユダヤ教徒が礼拝を行う場所だ。

真昼間から観光客の長蛇の列ができている。

10分程でチケットカウンターに到達した。

価格は4,000フォリントだが、学生料金の3,000フォリント(約1200円)で入れた。

人が多かったせいか、学生証の提示は必要ない。


f:id:kugo0828kageyama:20180915183650j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180915183430j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180915190928j:image

 

なぜか入場時の手荷物検査でひっかかった。

簡単なボディチェックを受け、警備員から質問された。

「Are you from Japan? Ninja! You have a shuriken!」

(日本から来たん?忍者やろ!手裏剣持ってるやろ!)

陽気にからかわれる。

入って右手にシナゴーグがある。

壁一面にはイスラエル国旗にもある“六芒星”が描かれている。


f:id:kugo0828kageyama:20180915183459j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180915184005j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180915183406j:image

 

シナゴーグの入口にいる老人から、紙の帽子を受け取った。

男性はこれを被らないといけないようだ。


f:id:kugo0828kageyama:20180915183337j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180915183557j:image

 

ヨーロッパ最大とあって中はとても広い。

キリスト教の教会同様、前に祭壇があり、席がずらっと並ぶ。

様々な言語でシナゴーグについての説明がされているようだ。

アジアの言語は無いが、偶然日本人のツアー団体がいて日本語での説明がされていた。


f:id:kugo0828kageyama:20180915183359j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180915183744j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180916004640j:image

 

シナゴーグの隣はWifiが繋がる博物館がある。

ユダヤ人やユダヤ教に関する品物が展示されている。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180915183704j:image

 

“1941年から1945年の間、ナチスドイツとその同胞であったハンガリーは、50万人近くものハンガリーユダヤ人を殺害した。

ホロコーストの10人に1人の被害者、または、当時アウシュビッツにいた3人に1人の被害者は、ハンガリー人であった。”


f:id:kugo0828kageyama:20180915183437j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180915183737j:image

 

“この窓から、ブダペスト収容所の前門が見える。その門は1994年の冬に建てられた。大勢のユダヤ人が収容所に収監され、飢えや寒さに痛めつけられ、爆弾によって殺されたり、大量虐殺が行われたりした。2000人以上の被害者がこの庭に埋められた。今日では、この窓からはハンガリーにおいて最も大きなホロコーストの墓をみることができる。”


f:id:kugo0828kageyama:20180915183346j:image

 

シナゴーグと博物館の間にある庭にやってきた。


f:id:kugo0828kageyama:20180915183454j:image

 

“収容所は1995年1月18日にソビエト赤軍によって解放された。身元確認と死骸の埋葬は、シナゴーグの庭で行われた。”


f:id:kugo0828kageyama:20180915183443j:image

 

“矢十字党(ハンガリーナチス)による恐怖政治や長い苦しみに続いてくる飢餓の後、庭の24つの集団墓跡に2281名の被害者が埋められた。”


f:id:kugo0828kageyama:20180915183700j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180915183639j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180915183729j:image

 

ホロコーストの歴史は凄まじく残忍だ。

普通の人間が、ある民族に対して異常なまでに憎悪を覚え、絶滅させようとした黒歴史だ。

クロアチアで出会ったドイツ人と話をした際に興味深い話を聞いた。

「今のドイツ人は少なくとも親族か知り合いに元ナチスだった人がいると思うよ。私の叔父の知り合いもナチスだった。でも、おかしいよね。あんなに狂っていた国なのに、今では国民からはそんな要素が一つも感じられない。」


f:id:kugo0828kageyama:20180915183542j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180915183624j:image

 

シナゴーグの出口には鉄でできた木のモニュメントがある。

この鉄製の木には、ホロコーストの被害者の名前が刻まれている。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180915184045j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180915184101j:image

 

シナゴーグを出て街を歩いた。

シナゴーグがあるこの17地区はユダヤ人街だ。

ユダヤ教の帽子を被った人が歩いている。

しかし、現在ブダペストにはほとんどユダヤ人は住んでいないらしい。

ヒトラーの望み通り根絶やしにされたのだろうか。


f:id:kugo0828kageyama:20180915184025j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180915184010j:image

 

ユダヤ人街を歩いていると出てきたのは、屋台が並ぶフードコート。

ずっと気になっていた「Langos」を買った。

薄く伸ばして揚げた生地に、ヨーグルトソースとチーズがたっぷりのっている。

とても脂っこくチーズが重たい為、半分ほどしか食べきれない。


f:id:kugo0828kageyama:20180915184053j:image

 

この「New York Cafe」は世界一美しいカフェと言われている。

その内装は宮殿にいるような気分を味わえる。

中に入るだけで食事はしなかった。


f:id:kugo0828kageyama:20180915184041j:image

 

続いて来たのは「恐怖の館」。

社会主義時代の様子を展示した博物館である。

入場料は3000フォリント


f:id:kugo0828kageyama:20180915184033j:image

 

博物館の前にはドイツの「ベルリンの壁」の一部がある。

ナチスに加わった一つの国として、その責任を表しているのだろうか。


f:id:kugo0828kageyama:20180915184015j:image

 

その横には西欧、東欧を分ける象徴となった「鉄のカーテン」がある。

カーテンは実際にあったわけではなく、その言葉自体がよく使われた。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180916013248j:image

 

博物館の中はカメラの持ち込みが禁止なので撮影は出来ない。

展示物や歴史について説明するA4用紙が何十枚も置かれている。

留学中の課題と同じくらいの量の英文を読むことになる。

博物館の地下には実際に使用されていた拷問部屋や牢屋があり、多くの人がここで殺された。

第一次世界大戦ハンガリーは崩壊した。

政府は熟考の末、ソビエト連邦ナチスドイツの同盟国になることを決断する。

そこからユダヤ人の大虐殺を含む暗黒時代が始まった。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180915184450j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180916013944j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916013949j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916013954j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180915184433j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180915184415j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180916014036j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916014029j:image

 

ホステルのチェックインを済ませ、「ブダ城」へと向かった。

ブダ城がある丘の上を登った。

しかし、どの建物がブダ城なのかわからない。

ブダ城は戦争で崩壊し20世紀半ばに建て直された為、比較的新しく他の建物と見分けがつかないのだ。


f:id:kugo0828kageyama:20180916014344j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180916014437j:image

 

ブダ城から北に数分歩くと「マーチャーシュ聖堂」が出てくる。

ライトアップが綺麗だ。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180916014327j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180916014335j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916014340j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180915184420j:image

 

聖堂の前にあるのは「漁夫の砦」。

岩で作られたその砦はブダ城よりもずっと城っぽい。

ブダペストの観光地は全部見ることができた。

大満足したと同時に日が暮れてきた。

夕食は「Grinzingi Borozó」に行くつもりだ。

幸いにもホステルの裏の通りにあるようだ。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180916014832j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180916014838j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180916014820j:image

 

夕食の時間ということもあって店内は賑わっている。

シュニッツェル(カツ)とビールを注文した。

もちろんWiFiもしっかりと聞いておく。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180916014826j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180916014813j:image

 

ジョッキでキンキンに冷えた生ビールと、揚げたてのシュニッツェル。

備えつけのフライドポテトが嬉しい。

シュニッツェルは叩いて薄く伸ばした豚肉をサクッと揚げた料理だ。

日本のトンカツほど重たくはない。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180916014847j:image

 

帰りにレストランの隣にあるスーパーで、プレッツェルと缶ビールを買った。

 

本日の出費は、

ホステル宿泊費11.6€、食費14.7€、シナゴーグ・恐怖の館18€、ブラチスラバ行きのバス10€で合計54.3€

#12. 🇭🇺ブダペスト

f:id:kugo0828kageyama:20180912020248j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020238j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912015636j:image

9/12 

パリのシャンゼリゼ通りを真似て作ったと言われる「アンドラーシ通り」を歩く。


f:id:kugo0828kageyama:20180912020438j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912015611j:image

 

歩くこと30分。

見えてきたのは大きな「英雄広場」だ。

ここはハンガリーがまだオーストリア=ハンガリー帝国であった時代に建設された。

モニュメントの上には大天使ガブリエルがいる。


f:id:kugo0828kageyama:20180912020229j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180912020235j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912015545j:image

 

公園に入ると「ヴァイダフニャディ城」が現れる。

895年にハンガリー人によってカルパチア盆地が征服された。

それ以来1000年記念として1896年にこの城が建てられた。

現在城はヨーロッパ最大の農業博物館になっている。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180912020504j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020600j:image

 

オリンポス十二神らしき像をのせた建物だ。

彼らの内一人が海の神ポセイドンであることはわかった。


f:id:kugo0828kageyama:20180912020043j:image

 

その建物の前には「アノニマス」(匿名)と呼ばれる像がある。

頭巾をかぶっていて表情が読み取れず不気味だ。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180912015608j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020018j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180912015646j:image

 

建物の横の露店で1.6€のサラミサンドイッチを買った。

湖で泳ぐガチョウにパンをあげながら朝食を済ませた。


f:id:kugo0828kageyama:20180912020021j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180912020034j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180912020614j:image

 

公園の中をしばらく歩く。

1913年に建設されたヨーロッパ最大の温泉「セーチェーニ温泉」が出てきた。

温泉の前はガーデニングが広がる。

庭師が花を綺麗に整えているようだ。

建物の中では見事な天井が見える。

温泉には入らず外に出た。


f:id:kugo0828kageyama:20180912020519j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020510j:image

 

ハンガリーシャンゼリゼ通りを元の方向に歩いていく。


f:id:kugo0828kageyama:20180912015706j:image

 

1858年にできた「ハンガリー国立歌劇場」は第二次世界大戦の戦禍を免れたとして有名だ。

しかし工事中であった。

非常に残念だ。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180912023250j:image

 

ファストフード店に入った。

すると、作業着を着たハンガリー人も続いて入店した。

ホワイトシチューらしきものとコーラを頼んで約4.5€。

完全にホワイトシチューの味だ。


f:id:kugo0828kageyama:20180912022934j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020226j:image

 

昼食を終え再び歩き出すと、「聖イシュトヴァーン大聖堂」が見えてきた。

ここにはハンガリー初代国王イシュトヴァーン1世の右手のミイラが納められている。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180912024730j:image

 

聖堂へ入る前に近くの「California Caffe」で一休み。

アイスチャイティー2.5€を注文した。

Wi-Fiもコンセントもあるこのカフェは居心地抜群だ。

 

goo.gl

 

休憩を終えいよいよ聖堂へと入る。

入場は無料だが寄付という名目で1€払うことになっている。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180912020549j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912015703j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180912020333j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020233j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020442j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180912023000j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020205j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912015627j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020604j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020328j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020618j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020541j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020537j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912015948j:image

 

聖堂内は非常に広く、その天井はとても高い。

右手のミイラは見つけだせなかった。

しかし1€で入れるのは非常に高コスパだ。

神聖な空気に包まれた聖堂内部は居心地がよい。

聖堂を出て、ドナウ川へと向かう。


f:id:kugo0828kageyama:20180912020454j:image

 

ラーメンはもはや世界中にある料理だが、この店のセンスは割と日本よりではないだろうか。


f:id:kugo0828kageyama:20180912020544j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180912015547j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020313j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020513j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912015712j:image

 

到着したのは「国会議事堂」。

非常に大きなこの建物の高さは、先程の聖堂と同じらしい。

この国会議事堂と聖堂が高さにおいてはブダペストでツートップだ。


f:id:kugo0828kageyama:20180912020306j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020011j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020315j:image

 

国会議事堂の周りをまわって、ドナウ川沿いに辿り着く。


f:id:kugo0828kageyama:20180912015558j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020524j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020254j:image

 

しばらく川沿いを歩くと、銅で出来た無数の靴がみえる。

ここは「ドナウ川遊歩道の靴」と呼ばれていて、ユダヤ人迫害の“ホロコースト”の歴史に関係する場所だ。

1944年から1945年に多くのユダヤ人がここで靴を脱ぐよう指示された後、銃殺されたらしい。

撃たれた体はそのままドナウ川に落ちていくため、この場所が選ばれた。


f:id:kugo0828kageyama:20180912020556j:image

 

その歴史を考えた後、ドナウ川を見るとゾッとする。

水面は陽の光で輝いているが、その川底奥深くには人々の無念がつまっているような気がした。


f:id:kugo0828kageyama:20180912020024j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020156j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020610j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020530j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180912020310j:image

 

ホロコーストは日本ではあまり注目されることがないが、ヨーロッパの人と話していると頻繁に話題になる。

セーチェーニ鎖橋」を眺めながら感慨深くなっていた。


f:id:kugo0828kageyama:20180912020259j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180912020433j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180912020436j:image

 

ブダペストで最も大きな市場「ブダペスト中央市場」へと向かう。

印象的な建物はすぐにそこが市場だとわかる。


f:id:kugo0828kageyama:20180912020533j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180912023035j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180912015656j:image

 

外観からは想像出来ないほどの大きな市場だった。

ハンガリーで有名な高級食材フォアグラも売っている。


f:id:kugo0828kageyama:20180912015648j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180912023111j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020208j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020459j:image

 

1階は肉屋、八百屋、香辛料屋などが並んでいる。


f:id:kugo0828kageyama:20180912020345j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020451j:image

 

2階はお土産屋や食堂だ。

ここでハンガリーの国旗のワッペンを2.7€で買った。

市場を出て「ゲッレールト山」に登ることにした。


f:id:kugo0828kageyama:20180912020040j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020243j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020159j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020330j:image

 

標高235mの頂上には「自由の像」がある。

頂上まで登るには30分ほどかかるので、かなり体力勝負だ。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180912023146j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912015554j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180912045157j:image

 

おそらくブダペストで最も高い場所であるこの場所から見る街は文句なしの絶景である。

夕暮れを知らせるかのように日差しが照ってきたので、急いで降りることにした。


f:id:kugo0828kageyama:20180912020552j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020202j:image

 

降りる途中にはランドマークの十字架がみえた。


f:id:kugo0828kageyama:20180912020325j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180912020502j:image

 

歩いて「セーチェーニ鎖橋」へと向かっていると、「ブダ城」が顔を出す。

ここは明日行くことにしよう。


f:id:kugo0828kageyama:20180912015652j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020014j:image

 

セーチェーニ鎖橋の前でジェラートを買うことにした。

ベリー系のジェラートは2.2€だった。

goo.gl


f:id:kugo0828kageyama:20180912020037j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180912020338j:image

 

セーチェーニ鎖橋の入口にはライオンの像がある。

橋を渡ってずっとまっすぐ行くとビジネス街になっていて、仕事が終わりの会社員達が見えた。


f:id:kugo0828kageyama:20180912020321j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180912015709j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912015951j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020516j:image

 

今日の夕食はここ「Kisharang Étkezde」だ。

食べてみたかったチキンカレーと白ワインを頼んだ。

味は想像どおりだった。

どちらかというと、東南アジア諸国にあるカレーに近いような味だ。

お会計は7.5€だった。

goo.gl


f:id:kugo0828kageyama:20180912015642j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020251j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912015613j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912015630j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912015714j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020304j:image

 

食事を終えて少し街を歩いた。

ロシアによって一度は社会主義となったハンガリーは現在どんな顔をしているのだろうか。


f:id:kugo0828kageyama:20180912015633j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180912015550j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020445j:image

 

再び国会議事堂へとやって来て、夕日を楽しむことにした。


f:id:kugo0828kageyama:20180912020347j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180912023217j:image

 

そしてまた“靴”の場所に。

夕日に照らされる靴は余計に哀愁が漂う。


f:id:kugo0828kageyama:20180912020342j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912020030j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180912015605j:image

 

聖堂まで歩いてきて、昼に行ったカフェにまたお邪魔することにした。

再びアイスチャイティーを注文。

歩き疲れた体に甘く冷たい紅茶が染み渡る。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180912045056j:image

 

カフェを出て夜景を見に行くことにした。

すぐ横にある聖堂は、昼間とは違う姿をしていて存在感がある。


f:id:kugo0828kageyama:20180912045103j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912045059j:image

 

セーチェーニ鎖橋は派手にライトアップされている。

綺麗と言えば綺麗だが、人工的な感じが前に出すぎている。


f:id:kugo0828kageyama:20180912045106j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180912045119j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180912045115j:image

 

国会議事堂のライトアップはレベルが違った。

建物の前にある水鏡に映し出される姿は圧巻だ。

ブダペストの夜景にかなり満足してホステルへと向かう。


f:id:kugo0828kageyama:20180912045110j:image

 

帰りにスーパーで缶ビール1€、ピザ屋でピザ1枚1€を買って帰った。

ブダペストにはもう一泊することに決めた。

明日は「ブダ城」や「漁師の砦」に行くとしよう。

 

本日の出費は、

ホステル宿泊費10.13€、食費24.9€、チップ代1€、お土産代2.7€で、

合計38.73€

 

 

#11. 🇭🇷🇭🇺移動(ザグレブからブダペスト)

f:id:kugo0828kageyama:20180911045008j:image

 

9/10 

ホステルからバス停までは30分かかる。

ルームメイト達と談笑していると、ブダペスト行きのバスを逃してしまった。

FlixBusの職員らしき男によると丁度2分前に出発したそうだ。

ヨーロッパのバスはいつも遅れてくるものだと思い込んでいた。

今朝ルームメイトのドイツ人の女の子がこう言った。

「私は乗り遅れるのが嫌だから2時間前にはバス停に到着するよ。」

そんな彼女に対して自分はこう皮肉った。

「やっぱりドイツ人はきっちりしてるね」

どうやらバチが当たったようだ。

仕方なくバス停の隣のカフェに入り、カフェラテを頼んだ。

カフェのWifiに接続し、次の13:30発のバスを同じ価格の20€で予約した。


f:id:kugo0828kageyama:20180911044802j:image

 

出発までは3時間弱ある。

上の写真は、この旅に出てから集めている各国のワッペンだ。

なんとか次のバスに乗ることができ、ハンガリーの首都ブダペストへと向かった。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180911045608j:image

 

入国審査の為、途中でバスは停止した。

車内に女性職員が入ってきて乗客のパスポートを次々と回収していく。

降車しなくて楽だなと考えていたが、職員は中々戻ってこない。

乗客達はしびれをきらし皆バスを降りていく。

するとバスは走り出し、数メートル先で停車した。

自分も含めて乗客達はわけがわからない様子でいる。

ようやく職員が出てきて一人一人の名前を呼びパスポートを返していった。

再びバスに乗ってハンガリーへと向かう。

ハンガリーに入るとあたり一面に大自然が広がっていた。


f:id:kugo0828kageyama:20180911045141j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180911050311j:image

 

ようやくブダペストにたどり着いた。

ホステルまでは電車で30分、徒歩で1時間15分だ。

街並みを見たいのでもちろん歩く。

路面には2種類の電車が走っている。

一つはレトロな小型の電車で、もう一つはどこにでもあるつまらない近代的な電車だ。


f:id:kugo0828kageyama:20180911044439j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180911045045j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180911050654j:image

 

街の方へ歩いていると「ゲッレールト温泉」が現れた。

ハンガリーと日本の共通点は温泉好きということだ。

温泉の前には広大な「ドナウ川」が広がっている。

日本人でも一度はその名前を聞いたことがあるだろう。

ドナウ川は10カ国にまたがって流れている大きな川だ。

温泉の横には「ゲッレールト山洞窟」がある。


f:id:kugo0828kageyama:20180911044809j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180911045123j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180911044731j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180911044857j:image

 

橋の上には路面電車、自動車、歩行者それぞれの道がある。

夕日が綺麗に輝いていて、人々は橋の上で優雅な時間を過ごす。

今回のホステル「Unity Hostel」は入口がわかりづらい。

ローマで泊まったホステルと同様、アパートの一室がホステルになっている。

 

www.booking.com


f:id:kugo0828kageyama:20180911044741j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180911045031j:image

 

チェックインを終え、「Frici Papa」というレストランへと向かった。

途中、近くのATMでお金を引き出そうとしたが、間違えて500€分も出してしまった。

このレストランはローカルの料理を楽しめるということで日本人に人気だ。

幸運なことに店はホステルの斜め前にある。


goo.gl

 

f:id:kugo0828kageyama:20180911045117j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180911044426j:image

 

ハンガリーの代表的料理「グヤーシュ」、ジャスミンライス、生ビールを注文した。

グヤーシュはビーフシチューの味で、ルーよりも肉が多い。

肉をとろとろになるまで煮込んだシチューといった感じだ。


f:id:kugo0828kageyama:20180911044734j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180911045107j:image

 

デザートには「gesztenyepüré」を頼んだ。

これはモンブランケーキの栗の部分に生クリームをのせたデザートだ。

これだけ食べれば当然胸焼けを起こす。

3品でお会計は8.6€。


f:id:kugo0828kageyama:20180911044826j:image

 

帰りにスーパーマーケットのSPARに寄った。

ハンガリーの有名な高級貴腐ワイン「Tokaji(トカイ)」が500円前後で売られている。

上の写真の棚は全てトカイワインだ。

貴腐ワインは貴腐菌で過度に熟させた白ブドウから作るワインで、蜂蜜のような強い甘味が特徴的だ。

アルコール度数10%のものを一本買った。


f:id:kugo0828kageyama:20180911044942j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180911044755j:image

 

トカイワイン、ケフィアヨーグルト、サラミを買って約6€だ。

早速ホステルへ持ち帰って晩酌をした。

トカイワインは鼻を突くアルコールの香りが最初にきて、あとに口いっぱいに甘い蜂蜜ジュースのような風味が残る。

甘くて沢山飲めるだけにひどく酔いそうだ。

サラミはPick Szeged社の「Téliszalámi(テーリサラーミ)」で、白カビサラミとしては世界的に有名だ。

噛むと油の旨味が溢れ、ソーセージよりも奥深い燻製の風味がする。

最後にくる塩辛さがお酒をすすませる。

ワインを3杯ほど飲み、残りはホステルの冷蔵庫に入れた。

 

本日の出費は、

ホステル宿泊費10.13€、食費16.1€、ブダペストバス代20€で、

合計46.23€

#10. 🇭🇷ザグレブ

f:id:kugo0828kageyama:20180910181606j:image

9/9 

市場には朝の10時頃に行くのが丁度良いと今までの経験から学んだ。

「ドラツ市場」へと向かおうとホステルを出ると、「ロトルシュチャク塔」へと繋がるケーブルカーが見えた。

このケーブルカーは世界最短距離のギネス記録を持っているらしい。


f:id:kugo0828kageyama:20180910182012j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180910182058j:image

 

昨日は露店が並んでいた「イェラチッチ総督広場」は今日は静かだ。

市場へと繋がる行く道には花屋が並んでいる。


f:id:kugo0828kageyama:20180910182038j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180910182043j:image

 

階段のリンゴの絵は遊び心がある。

階段を登ると「クミカ」の像に出会う。

民族衣装を着た女性は隣街出身で、過去数世紀に渡ってザグレブの人々に農産物を売ってきた。


f:id:kugo0828kageyama:20180910182243j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180910181841j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180910181908j:image

 

ザグレブの胃袋と呼ばれる「ドラツ市場」は朝から賑わっている。

主に野菜とフルーツを売っているようだ。

大きなナスに驚いた。

2つで5クーナ(76円)であることにさらに驚く。


f:id:kugo0828kageyama:20180910182737j:image

 

マスカットを売っている露店を見つけた。

大粒のマスカットが2kgで10クーナ(152円)だ。

マスカットには大量の蜂が集まっている。

蜂が集まるほど糖度が高いということだ。

店は13時までだと店の叔母さんは言う。

「また後で来るね」と告げてその場を去った。


f:id:kugo0828kageyama:20180910182238j:image

 

市場では土産物も売っているようだ。

ザグレブではパペット人形をよく目にする。

おそらく有名なのだろう。


f:id:kugo0828kageyama:20180910181935j:image

 

市場を抜けて北に歩いていくと「聖フランシスコ教会」にたどり着く。

現在日曜日の11時前でミサをしているようだ。


f:id:kugo0828kageyama:20180910182123j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180910182349j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180910181812j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180910182308j:image

 

ザグレブは「ノスタルジックな街」と呼ばれている。

その街並みは中世の雰囲気があって幻想的だ。


f:id:kugo0828kageyama:20180910181807j:image

 

この「Gričトンネル」は長さが350mもある。

第二次世界大戦時に爆薬庫や遊歩道の役割として作られたそうだ。


f:id:kugo0828kageyama:20180910182249j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180910182226j:image

 

トンネルを抜けて丘を登ると、昔貴族達が住んでいたエリアに到着する。

人々の努力によってザグレブの街は昔の姿を上手に残しているようだ。


f:id:kugo0828kageyama:20180910181745j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180910182343j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180910182428j:image

 

丘の上から見るザグレブの街は非常に綺麗だ。

貴族のみ歩くことが許された「チリロメトドゥ通り」では面白いウォールアートがある。


f:id:kugo0828kageyama:20180910182423j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180910182110j:image

 

貴族エリアにある「聖カタリーナ教会」には無料で入場できる。

教会の裏は穴場の絶景スポットだ。

オレンジ色の屋根が「ザグレブ大聖堂」をより一層引き立たせる。


f:id:kugo0828kageyama:20180910182052j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180910182234j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180910181924j:image

 

ヘビの首を絞めている男の噴水がでてきた。

蛇の口から出る水には毒が入っているように思える。


f:id:kugo0828kageyama:20180910181825j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180910182116j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180910182200j:image

 

有名な「聖マルコ教会」が出てきた。

そのカラフルな屋根は非常に有名で、ザグレブでは必ず訪れるべき観光スポットだ。

教会の右側には国会議事堂、左側には首相官邸がある。

13世紀に完成したその教会は、14世紀にゴシック様式に大きく建て替えられた。

カラフルな屋根は当時最も高価なタイルで作られた。

屋根にはクロアチア国旗を表す三色(赤白青)が使われている。

フランス国旗の色と同じであることから、この屋根が問題になったと言われている。


f:id:kugo0828kageyama:20180910181753j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180910182104j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180910182004j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180910182516j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180910182221j:image

 

丘を下り「石の門」へと向かう。

残念なことに、観光名所である「石の門」は工事中だった。


f:id:kugo0828kageyama:20180910181737j:image

 

ザグレブは韓国人にとっても人気の観光地である。

韓国風のコンビニも需要があるようだ。

 

goo.gl


f:id:kugo0828kageyama:20180910182329j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180910182143j:image

 

適当に見つけたパン屋に入った。

ローカルなパンが食べたいと店員に言うと、勧めてくれたのは肉のパンだった。

7クーナ(約107円)と安い。

ひき肉が入ったデニッシュ生地のパンは中々いける。

 

goo.gl


f:id:kugo0828kageyama:20180910182130j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180910182207j:image

 

ドラツ市場のマスカットの露店に戻ってきた。

マスカット1kgを5クーナ(約76円)で買う。

叔母さんは言った。

「you come back.」(ちゃんと戻ってきたんだね)

相変わらずこの市場は激安だ。


f:id:kugo0828kageyama:20180910181950j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180910181928j:image

 

広場へと戻ってきた。

正午になるのが楽しみだ。

というのも、ザグレブでは正午になると、「ロトルシュチャク塔」から大砲の音が鳴るのだ。

1877年に12時を知らせる為に大砲を撃って以来、ずっとこの風習を続けているらしい。

もちろん今では実弾ではなく、大砲の音を放送している。


f:id:kugo0828kageyama:20180910181734j:imagef:id:kugo0828kageyama:20180910182407j:image

 

リュブリャナでもお世話になったスーパーマーケット「SPAR」に立ち寄った。

焼きトウモロコシ10クーナ(約150円)を買ってホステルへと戻る。

テラス席に座り、マスカットとトウモロコシを食べながらくつろいだ。

すると白人女性がマスカットを見て一言声をかけてきた。

「Nice.」(いいね)


f:id:kugo0828kageyama:20180910181741j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180910181903j:image

 

ホステルが提供している無料のシティツアーが18時からやっている。

基本的に観光地は全て見たが、歴史の説明が付いているのは有難いので参加した。

ツアーはまず「ロトルシュチャク塔」から始まった。

昔、その大砲はトルコ人との争いの中で使われた。

最後に鶏を入れて発砲することで戦争の終わりを知らせたという伝説がある。


f:id:kugo0828kageyama:20180910181854j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180910182217j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180910182151j:image

 

丘を登って再び貴族のエリアへ。

本日2回目の聖マルコ教会。

中に入ることは禁止されている。

 

f:id:kugo0828kageyama:20180910194348j:image

 

ここは「失恋博物館」である。

失恋をテーマにした博物館で題材となる2人の思い出の品が展示されている。

この博物館はアメリカのLAにもできたが、そこは完全に商業化されているらしい。


f:id:kugo0828kageyama:20180910182742j:image

 

上の写真の歴史博物館は元々は女学校として作られた。

2階のほとんどの部屋には窓がない。

その構造から刑務所としても実用化されていた。

囚人(1階のみ)にさえも陽の光の有難さは与えらたとツアーガイドは言う。


f:id:kugo0828kageyama:20180910182136j:image

 

ザグレブ大聖堂へとやってきた。

この聖堂は13世紀の建設以来、過去数回に渡って再建築している。

今回はまだ未完成らしい。

聖堂は1880年の大地震で崩壊し、現在の新ゴシック様式に建て替えられた。

108mある聖堂の上部へは登ることができない。

その理由はこの聖堂が飛び降り自殺の名所となってしまったからだ。

ツアーが20時に終わり、ガイドに10クーナ(約150円)をチップとして渡した。


f:id:kugo0828kageyama:20180910181959j:image

 

中心地から少し離れた「Vagabund」というレストランにやってきた。

ザグレブ風カツレツをどうしても食べてみたい。

ウェイターが親切にメニューを出してくれた。

クロアチアのレストランは接客が丁寧な印象だ。

 

goo.gl

 

f:id:kugo0828kageyama:20180910182253j:image
f:id:kugo0828kageyama:20180910181913j:image

f:id:kugo0828kageyama:20180910181939j:image

 

ビール15クーナと、

本日のスープ15クーナ、

豚肉のカツレツ47クーナを注文した。

ザグレブ風カツレツを頼んだつもりだが、豚肉のグリルステーキが出てきた。

ウェイターに聞くと、どうやらカツレツだと思って見ていた写真は帆立のフライだったようだ。

仕方がなく、豚肉のステーキを楽しんだ。

お会計は77クーナ(約1170円)と安い。

チップも不要だ。

 

本日の出費は、

ホステル宿泊費12.26€、食費13.6€、ツアー等のチップ代1.53€、お土産2.7€で

合計30.09€